令和8年2月定例会で、会長として代表質問を。

 おはようございます。25番 政風会の西山一美です。

 去る2月8日に投開票された衆議院議員総選挙では、新たな民意が示され、国政の枠組みに変化が生じました。今後の経済対策や物価高への対応が地域に与える影響を注視しつつ、私たち地方議会としても、足元の経済と市民生活を見据えた議論を重ねていくことが重要であると考えています。

 さて、私が小学校に入学した年は、映画「三丁目の夕日」に描かれていたような時代で、実質経済成長率が10%を5年連続して超え、名目経済成長率も年平均11.6%を記録するなど、「いざなぎ景気」と呼ばれた好景気の真っただ中でした。

 多くの新商品やテレビアニメが人気となった年であり、サッポロラーメンや明星チャルメラ。亀田の柿ピーにグリコのポッキーなど、そして台所には、ライオンのママレモン。テレビも普及し、特撮ヒーローの「ウルトラマン」や「おそ松くん」などが放送され、イヤミの「シェー」は、同級生みんなでまねしたものでした。

 それが、いわき市の誕生した昭和41年。

 毎日毎日、玉手箱から新しいものが飛び出し、そして身近に触れられる本当に輝いていた年でした。

 

 それから60年の歳月が経過し、いわき市は還暦を迎えることとなりました。この区切りの年に、希望に満ちた将来を夢見て歩みを始めた先人たちの思いを紡ぎ、60年前の原点を振り返りながら、内田市長と切磋琢磨し、再び強い経済を基盤として、家庭に笑顔がこぼれる「いわき」を描くべく、より一層心を引き締めて前に進んでいくことおお約束して、 以下、通告順に従い、代表質問を行います。

     

1 市政運営の方針について

 大きな質問の1番目は、市政運営の方針についてです。

 内田市長は、本年の年頭のあいさつにおいて、2期目の市政運営に臨む決意として、「国際防災都市いわき」の実現を大きな柱に掲げ、本市がこれまで培ってきた防災・減災、災害対応の知見を強みに、防災庁の誘致をはじめ、医療・教育・産業などが一体となった、災害に強く希望に満ちたまちづくりを進めていくとの力強い方針を示されました。本年はいわき市が市制施行60周年という大きな節目を迎える年でもあり、これまでの歩みを糧に、100年先を見据えた「いわきの未来」を市民とともに描いていく重要な局面にあります。

    私たち政風会といたしましても、市民の民意を託された立場から、市長が掲げる将来像に共感しつつ、建設的な議論を通じて、市政の前進に力を尽くしてまいりたいと考えています。

 そこで、まず1点目として、これらの考え方を踏まえ、令和8年度の市政運営に当たっての基本的な方針について、市長のご所見を伺います

 2点目は、令和8年度の組織改正についてです。

 内田市長が目指す市政運営をより円滑に、また、より効果的・効率的に施策を展開していくためには、それに見合った組織体制の構築が必要となります。

 そこで2点目として、新年度の組織改正の考え方について伺います。

 3点目は市制施行60周年記念事業についてです。

 本市は、本年10月1日に市制施行60周年を迎えます。市を挙げて周年を祝い、これからの本市を創造する起点とする必要があると考えます。

 そこで、3点目として、市制施行60周年記念事業として、どのような取組みを予定しているのか伺います。

2 本市の財政について                   

 大きな質問の2番目は、本市の財政についてです。

 内田市長2期目が船出し、5回目の予算編成となりました。

 これまでの1期4年間の成果と実績を評価し、ステージは目に見えて変化していると実感する市民の皆様の声も聞かれますが、引き続き、限られた予算を、どのように配分し、政策を重点化していくのかが問われるところであります。種まきの時期から、さらに歩みを進め、収穫の時期へと一歩一歩前に突き進んでいかなければなりません。

 そこで1点目として、令和8年度当初予算の特色について伺います。

 次に、昨年11月、我が「政風会」は執行部に対し、「令和8年度市政執行並びに予算 編成に対する要望書」を提出いたしました。この要望書では、山積する課題を踏まえ、内田市政と切磋琢磨し、ともに歩みを進めながら、市民一人ひとりが、安全・安心に、生きがいを実感して、将来に希望を持つことができる社会を実現するための施策をまとめました。

 そこで2点目として、我が会派の要望をどのように当初予算へ反映させたのか伺います。

 次に、人口減少、少子・高齢化が進む中、世界情勢の悪化による経済への影響や、自然災害の激甚化・頻発化などにより、財政を取り巻く環境は一層厳しくなっていくことが予想されます。このような中にあっても、健全な財政運営を図るためには、政策効果を厳格に評価し、見直すべき事業は果敢に見直していかなければなりません。

 そこで3点目として、今後の財政運営にあたっての基本的な考え方について伺います。

 

3 次世代を育てることについて

 大きな質問の3番目は、次世代を育てることについてです。

 1点目は、教育に係る取組みについてです。

 内田市政の根幹は「人づくり」であり、人づくりをすべての底流に捉えて、まちづくりを進めていくとしています。とりわけ、学力向上に向けては、ダッシュボードの導入に加え、『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善や、児童生徒が意欲を持って学ぶための環境の充実に取り組まれてきました。しかし将来、本市のまちづくりの中心となる子どもたちの確かな学力を育んでいくためには、更なる学びの質の向上が求められます。

 そこで、1つ目として、今後の学力向上に向けた取組みの推進について伺います。

 本市においても、義務教育段階の児童生徒数が減少傾向にある一方、特別支援学級に入級する児童生徒や通常の学級に在籍する障がいのある児童生徒は、増加傾向にあります。誰もが自分らしく学ぶためには、個別の教育的ニーズに応じた対応が求められ、学習及び生活上の困難を克服し、自立を図るための支援を行う必要があります。

 そこで、2つ目として、特別支援教育の推進に係る取組状況について伺います。

 去る2月9日に開催された「総合教育会議」でも議題として取り上げられたようですが、児童生徒数が減少する一方で、不登校児童生徒の数も、特別支援学級の在籍者数と同様に、年々増加傾向にあります。

 不登校に至る背景は複雑化・多様化しており、一つの対策によって現状の改善を図ることは難しいと思います。しかし、子供たちが自らの居場所を見つけ、将来、社会的に自立していくためには、一人ひとりに寄り添った支援体制の構築が必要です 。

 そこで、3つ目として、本市における不登校児童生徒の現状とその対策について伺います。

 地域における教育力の低下、家庭の孤立化などの課題や、学校を取り巻く問題の複雑化・困難化に対して社会総掛かりで対応することが求められています。そのためには、地域と学校がパートナーとして連携・協働するための組織的・継続的な仕組みが必要不可欠であり、その仕組みの構築にあたっては、地域における生涯学習の拠点であるとともに、地域コミュニティ形成の中心的な役割を担うことが期待されている公民館の関わりやコーディネートが重要と考えます。

 そこで、4つ目として、学校と地域をつなぐ公民館の取組み状況について伺います。

 国では、令和8年度から令和10年度までの3か年を『改革実行期間』と位置づけ、部活動改革を進めており、本市においても、将来にわたり子どもたちがスポーツ、文化活動を継続できるよう、部活動の地域展開に向けた、様々な取組みが進められていると受け止めています。しかしながら、保護者や地域の方々には、取組の目的や方向性についての理解が深まっておらず、部活動の持つ良さや意義が失われてしまうのではないかという声も耳にします。

 そこで、5つ目として、本市における部活動の地域展開に向けた取組みの進捗状況について伺います。

 2点目は、子育てに係る取組みについてです。

 国においては、若い世代が希望どおり結婚し、希望する誰もがこどもを持ち、安心して子育てできる社会、こどもたちが笑顔で暮らせる社会の実現を目指し、令和5年12月に「こども未来戦略」を策定し、令和7年4月からは「こども未来戦略加速化プラン」によるこども・子育て支援の更なる充実を図っています。

 本市においても、こども家庭庁の動きに呼応するとともに、令和7年3月に策定したいわき市こども計画(第3次こどもみらいプラン)の基本理念である「いわきっ子が輝く笑顔と夢が広がるまち」こどもまんなか社会の実現に向け、様々な施策を推進していますが、更なる子育て世代に対する支援の充実が必要だと考えます。

 そこで1つ目として、安心して子どもを産み育てることができる環境整備について伺います。

 2つ目として、出産後から就学前までの切れ目のない健康診査について伺います。

 少子化の進行により子どもの数が年々減少しているなか、保育所への入所を希望する障がい児の割合は年々増えています。

 こども一人ひとりの特性に応じた質の高い保育の提供により、健やかな育ちを支え、誰一人とり残さない社会を実現するためにも、公立保育所のみならず、私立保育所等を含めた市全体での障がい児の受け入れ体制のさらなる整備が求められています。

 そこで、3つ目として、私立保育所等における障がい児の受入れ推進に向けた取組みについて伺います。

 3点目は、担い手に係る取組みについてです。

 人口減少が進む中、近年、地方では、人口が増加している首都圏から、地域の担い手となる移住者を呼び込もうとする競争が激化しています。

 本市も、将来にわたり活力を維持していくため、移住希望者のニーズに合った実効性のある移住・定住施策を展開し、地域の担い手を確保していく必要があると考えます。

 そこで1つ目として、移住・定住の促進に向けた取組みについて伺います。

 次に、関係人口創出の取組み状況についてです。

 「関係人口」とは、地域と多様に関わる人々を指す言葉で、具体的には、市外に在住するいわき出身者の方をはじめ、いわきが好きで何度も訪れてくれている方や常磐ものなどいわきを代表した「食」を通じた商品の購入など、いわきへの親しみや想いが深く、いわきを応援してくれている方々が挙げられます。また、地域の売り込みをし、まちの活力向上にもつながるシティセールスを行った結果、選ばれるまちとして、いわきへの移住につながることなどが期待されています。

 そこで2つ目として、選ばれるまちへ向けた関係人口創出の取組みについて伺います。

 次に、グローバル人材の確保・育成についてです。

 本市が将来にわたり持続的に発展していくためには、地域の枠を越えて物事を捉え、多様な価値観を理解し、国際社会の中で自主的に行動できる「グローバル人材」を、いわき市の将来を支える重要な担い手として育成・確保していくことが、これまで以上に求められていると考えています。

 本市においては、国連ユニタールCIFALジャパンの設置以降、SDGsの普及啓発や人材育成を通じて、国内外の課題を自分事として考える機会を提供してきたところであり、こうした取組みは、本市の教育・人材育成の質を高める上で一定の成果を上げてきたものと評価しています。

 特に、先月開催された模擬国連につきましては、参加した中高生が国際課題について自主的に議論し、他者の立場を理解しながら合意形成を図る姿が見られ、極めて教育効果の高い、素晴らしい取組みであったと感じています。模擬国連は、これまで参加や体験の機会が限られていました。今回の取組みは、より多くの中学・高校生が模擬国連に触れる貴重な機会を提供した点においても、大変意義深いものだったと考えます。

 そこで、3つ目として、グローバル人材の確保・育成に向けて、来年度、国連ユニタールCIFALジャパンにおいてどのような取組みを進めていくのか伺います。

4 命・暮らしを守ることについて

 大きな質問の4番目は、命・暮らしを守ることについてです。

 1点目は、防災に係る取組みについてです。

 市長は、就任当初から「逃げ遅れゼロ」・「災害死ゼロ」の実現を目指すことを本市防災の柱として掲げています。

 未曾有の大震災から、この3月で15年の節目を迎えます。その間、令和元年東日本台風や、線状降水帯が観測された令和5年台風第13号などに見舞われましたが、その都度、復旧・復興をなし遂げてきました。

 それらの災害の経験から知見を深めることで、本市の災害レジリエンス力(りょく)は確実に向上していると感じ、これまで取り組んできた自助、共助、公助それぞれを強化する施策に十分活かされていると評価しています。その一方で、震災の記憶の無い世代が増えており、その風化を防ぎながら、これまでの災害の経験をしっかりと次の世代につなぐことが重要です。

 現在、小中高等学校においてはデジタル教育が進んでいることから、デジタル技術を活用して、災害を疑似体験する防災教育に取り組むことは非常に効果的と考えています。

 本市は今後、新たにDX(デジタル・トランスフォーメーション)を取り入れ防災教育を実施していくとしていますが、1つ目として、DXを活用した新たな防災教育について伺います。

 また、「逃げ遅れゼロ」・「災害死ゼロ」の実現には、一人ひとりの防災力を高めながらも、併せて地域で災害を乗り越える力を強化することも大切です。

 昨年11月の大分市佐賀関の大規模火災では187棟の家屋が被災しました。

 しかしながら、住民同士の助け合いにより、人的被害は最小限に留まり、あらためて共助力の強化の重要性を感じました。

 そこで、2つ目として、地域防災力の向上に向けた取り組みとして、自主防災組織への支援状況について伺います。

 これまで、自助、共助について伺いましたが、防災力をさらに高めるためには、公助の取り組みも重要だと考えています。

 能登半島地震においては、災害関連死として多くの尊い命が失われたことは記憶に新しく、避難所環境の向上が喫緊の課題となっております。そのためには、避難生活の質を高める備蓄品を日ごろから整備するなど、避難所の環境を改善することが必要です。

 本市は、普段から飲食物、毛布などの食糧や、トイレ、パーテーション、段ボールベッドなど、避難生活において必要な物資を十分備蓄しておりますが、災害時の避難所環境の向上に向け、更に充実させていくことが重要であると考えています。

 そこで、3つ目として、本市の非常用備蓄品の整備について伺います。

 2点目はインフラの維持管理に係る取組みについてです。

 現在、本市が保有する道路、橋梁、上下水道、公園などのインフラについては、高度経済成長期に集中的に整備されたものが多く、今後、急速かつ一斉に老朽化が進むことが懸念されています。

 これらの膨大なインフラを、限られた財源と人員の中で、いかに効率的かつ効果的に維持管理・更新していくかが、本市の持続的な発展における重要な課題であると考えています。本市のみならず、全国の自治体で抱えるこの課題を解決するために、国土交通省では、既存の行政区域や分野に捉われず、複数・多分野のインフラを「群」として捉え、広域的・戦略的なマネジメントを行う「地域インフラ群再生戦略マネジメント」の取組、いわゆる「群マネ」を全国的に推進しています。

 そのため、本市においてもこの「群マネ」を参考として活用すべきと考えます。

 そこで1つ目として、地域インフラ群再生戦略マネジメントについて、市の所見を伺います。

 次に具体的なインフラとして、排水ポンプ施設の管理についてです。

 市内で浸水被害が頻発する地域においては、家屋被害の軽減や、住民の避難時間を確保するため、住宅等に流入した雨水を河川に排水する排水ポンプ施設が設置されています。

 近年、災害が頻発化・激甚化し、記録的な大雨が各地で発生し、本市でも豪雨による大規模な浸水被害がいつ起きてもおかしくない状況です。市内に設置されている排水ポンプ施設は、排水するエリアや設置した目的により、下水道部門、河川部門、農林部門と所管する部署が分かれています。それぞれの排水ポンプ施設は所管部署により、民間業者への委託や市による直接運転、また土地改良区への委託など、様々な手法で運転管理をしていますが、 市民の生命・財産を守るためにも、所管施設数が多く民間委託の実績のある下水道部門で、各排水ポンプ施設の統一した安定・確実な運転が必要と考えます。

 2つ目として、排水ポンプ施設の運転や維持管理の効率化を図るため、市内の排水ポンプ施設を一元的に運転及び維持管理することについて伺います。

 

 次は、道路についてです。

 道路を通行している市民の皆さんは、自分が走っている道路がどこの部署が管理しているか分かって通行している方は少ないと思います。

 市が管理している道路は、市道・農道・林道・施設内道路などさまざまな道路があります。この中でも広域農道や高規格林道などは、重要な生活道路ですが、始点・終点が県道や市道に接続し幅員も広いため、県道や市道と区別がつきません。

 郡山市では、令和7年4月1日付けの組織改編により、農林部の農地課と林業振興課が担当していた農道や林道に関する事務が、建設構想部の道路計画課と道路保全課へ移管され、これによって、市が管理するほぼ全ての道路の計画・保全・維持管理業務が、道路管理を専門とする部署に一元化されました。

 本市も、安全で安心な道路通行の確保、さらには災害時の道路ネットワークの確保、適正な道路の維持管理や維持管理の効率化を図るために、市道以外の2車線道路や市民のくらしを支える生活道路は、市道の管理と合わせ一元的に管理すべきと考えます。

 そこで、3つ目として、市が管理する生活道路を市道管理者が一元的に管理することについて伺います。

 次は、下水道についてです。

 昨年、埼玉県八潮市で発生した下水道管を起因とする道路陥没事故を契機に、インフラの老朽化が利用者の安全への脅威となるのみならず、ネットワークの寸断等を通じて、広範囲にわたる人々の日常生活や経済活動に深刻な影響を及ぼすことが改めて強く思い知らされました。

 これを受け、社会インフラの信頼性に対する国民の懸念を払拭し、老朽化対策に万全を期すため、昨年2月に国土交通省により「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」が設置され、同12月に第3次提言が公表されました。主な内容は、『メリハリ』の効いた点検・調査の実施、また、計画から修繕までを統合的にマネジメントする体制の構築などを提言しています。

 そこで4つ目として、こうした国への提言などを踏まえ、本市の下水道管路の維持管理における今後の取組みについて伺います。

 次は、インフラ管理への新技術の導入についてです。

 近年、インフラの維持管理にあたっては、橋梁、トンネル、ダムなどのインフラ設備の点検・監視の効率化・高度化のため、人が立ち入りにくい場所や高所、広範囲の撮影・監視を安全かつ効率的に行うためのドローンを導入しています。

 これにより作業を大幅に効率化し、点検費用も削減が可能となります。また、ドローンなどで撮影された画像・映像データをAIが解析し、ひび割れ、腐食、変形といった劣化箇所を自動で検出・診断。点検記録の作成支援にも利用され、診断結果のばらつきを減らし、点検の質を均一化する効果も期待されます。このように、効率的なインフラ管理には、DXを活用した劣化予測や、点検へのAI・ドローンといった新技術の導入が効果的です。

 そこで5つ目として、本市のインフラのうち道路管理への新技術の活用状況について伺います。

 3点目は、医療・健康に係る取組みについてです。

 市長は、就任以来、医師の確保を市政喫緊の課題として取り上げ、本市の医療提供体制の充実に、積極的に取り組んで来られました。

国が、2年毎に公表する統計によれば、本市の人口10万人当たりの医師数は、令和2年が172.7人、令和4年が183人、令和6年が187.8人と、着実に伸びています。しかしながら、本市の人口10万人当たりの医師数は、全国平均の約70%にとどまっており、今後も医師確保に取り組んでいく必要があると考えます。

 そこで、1つ目として、医師確保にどのように取組んでいくのか伺います。

 また、医療提供体制の充実を図るためには、医師だけではなく、看護師の確保も不可欠です。

 そこで、2つ目として、看護師を確保するための新たな取組みについて伺います。

 中山間地域に目を向けますと、地域内に医療機関がなく、医療機関へのアクセスに難のある三和地区や川前地区においては、巡回診療の実施など、医療提供体制のあり方を検討する必要があると考えます。

 そこで、3つ目として、中山間地域での巡回診療の実現に向けて、どのような検討が行われているのか伺います。

 4点目は、暮らしに係る取組みについてです。

 地域課題や市民ニーズの多様化・複雑化に加え、東日本大震災や令和元年東日本台風等の災害経験から、共助を担う自治会やNPO団体など地域コミュニティが果たす役割は重要度を増しています。しかしながら、これらの団体は会員の減少や高齢化による担い手不足、運営を継続するための資金不足などの課題を抱えており、この状況が続けば、地域課題解決のための連携・協働が困難になっていく可能性があります。

 そこで、1つ目として、地域コミュニティの維持・活性化に向けた取組みについて伺います。

 高齢化が進展する中では、高齢者のみの世帯が増加するなど生活様態が変化しています。こうした中、高齢者がいつまでも、住み慣れた地域で安心して元気に暮らせるよう、高齢者福祉施策をさらに充実させる必要があると考えます。

 そこで、2つ目として、高齢者福祉に関する新たな施策について伺います。

    今議会において、「いわき市敬老祝金支給条例の改正」について、議案提出がなされました。敬老祝金は、高齢者の方に対し、敬老の意を表し、あわせて、その福祉の増進を図ることを目的に支給されていますが、3つ目として、今回の見直しの内容について伺います。

 少子高齢化による人口減少等に伴い、全国的に空き家の数は増加傾向にあり、適切に管理されていない空き家がもたらす倒壊や火災などのリスク増加は、市民の安全・安心な暮らしに悪影響を及ぼすだけでなく、地域の景観を損なう要因にもなっています。

 市内においても、適切に管理されず、危険な状態にある特定空家等への対応を着実に進めると同時に、空き家化の予防対策を充実していくことが望まれます。

 加えて、近年では、老朽化したマンションの管理も問題視されていることから、管理の適正化に向けた取組みが重要です。

 そこで、4つ目として、安全・安心な地域形成に向けた住宅等の適正管理に係る取組みについて伺います。

5 まちの魅力を高めることについて

 大きな質問の5番目は、まちの魅力を高めることについてです。

 1点目は、まちづくりに係る取組みについてです。

 本市のまちづくりは、人口減少下においても、都市機能やまちの活力を持続可能なものとするため、第2次都市計画マスタープラン及び立地適正化計画に基づき施策を進めています。

 立地適正化計画では、コンパクトシティ及びネットワークの構築により地域が抱える課題を解決することが期待され、その中でも、常磐地区と四倉地区においては市街地再生整備基本計画を策定し、地域とともに各事業に取り組んでいます。

 常磐地区では、湯本駅周辺の土地区画整理事業が進み、建物の移転に向けた解体等が進められ、御幸山公園の再整備に係る住民参加型のワークショップについても盛況に開催されていると聞き及んでおります。また、駅前に整備される交流拠点施設には、支所、図書館、公民館等の公共機能のほか、民間施設も導入する方向で検討を進めているとも聞き及んでおります。

 そこで、1つ目として、常磐地区の市街地再生整備のうち、交流拠点施設整備事業の進捗状況と今後の進め方について伺います。

 令和3年5月に策定された「四倉地区市街地再生整備基本方針」及び令和6年4月の「四倉地区市街地再生整備基本計画」に基づき、四ツ倉駅西側の工場跡地に小中学校や公民館、図書館等を集約・複合化する四倉地区交流・防災拠点施設の整備に向け検討を進めていると聞いています。

 そこで、2つ目として、四倉地区交流・防災拠点施設整備事業のこれまでの進捗状況と今後の進め方について伺います。

 2点目は、いわきFC・新スタジアム整備構想についてです。

 いわきスポーツクラブは、昨年3月28日に整備候補地を小名浜港のエリアに選定したことを公表しました。その後、9月にはJ1ライセンスが交付されるとともに、スタジアムの整備計画も承認されたと聞いています。

 先月には、いわきスポーツクラブによる市議会議員への説明会があり、私も参加しましたが、現在は、来年の11月までの着工に向けて、基本計画を策定している段階だとの説明がありました。

 そこで、1つ目として、スタジアム整備構想の進捗状況について伺います。

 スタジアムが完成すれば、現在でも県内有数の観光エリアである小名浜港周辺に、さらなる賑わいが創出されますが、その一方で、来訪者の増加による駐車場不足や交通渋滞も想定されます。また、津波避難対策など、防災面での対策も併せて考えていく必要があると思います。市では、「小名浜港周辺エリアにおける防災・交通対策協議会」を設置し、それらの対策について検討していることと思います。

 そこで、2つ目として、「小名浜港周辺エリアにおける防災・交通対策協議会」での検討状況について伺います。

 当協議会は、防災や都市計画などの有識者や港湾関係者、周辺の事業者、関係行政機関で構成されており、よりよいまちづくりに向け、それぞれの知見や意見をいただく場として、大変有効です。

 そこで、3つ目として、当協議会での今後の協議の見通しについて伺います。

 次に、3点目は、環境・GX(グリーン・トランス・フォーメーション)に係る取組みについてです。

 国や産業界はカーボンニュートラル達成を経済成長の機会と捉え、温室効果ガス削減と産業競争力向上の両立、いわゆるGXを目指しています。GXは単なる環境政策にとどまらず、経済政策や産業政策と密接に結びついていることから、本市としても、中小企業の脱炭素化や水素エネルギーの利用促進などに取り組むことが重要です。

 そこで、1つ目として、産業部門における脱炭素化の推進に向けた市の考え方について伺います。

 脱炭素社会の実現に向け、市民の意識醸成や理解促進を図るためには、市民団体や教育機関等と連携した環境教育を推進していくことが重要だと考えます。

 そこで、2つ目として、市として環境教育をどのように進めていくのか伺います。

 今年度は全国的にクマによる死者数が過去最多となるなど、人身被害が増大しており、本市でも、川前地区でツキノワグマの存在が確認され、クマに関する通報件数が過去最多を記録するなど、今後、被害の発生が懸念される状況となっています。 

 そこで、3つ目として、本市におけるツキノワグマによる被害防止に向けた取組みについて伺います。

 4点目は、地域交通の取組みについてです。

 広大な面積を持ち、拠点となる街が複数存在する本市では、移動の利便性や効率性から、市民の移動の多くは、自家用車が中心となっているのが現状です。

 超高齢者社会がますます進展する中にあっては、市民が自家用車に依存することなく、安全に移動できる環境を提供していくことは重要な政策課題であり、市内各地域における公共交通を確保・充実していくことが求められています。

 そこで1つ目として、地域公共交通の活性化に向けた考え方について伺います。

 市内の路線バス事業者は、深刻な運転手不足や利用者の減少等に伴う慢性的な赤字経営により、令和6年4月に路線廃止も含めた大規模なダイヤ改正に踏み切りました。その後、一部路線では復活したものの、昨年12月には、高齢職員の退職等により、依然として運転手不足の深刻化が継続していることを受けて、減便が行われました。また、本年4月には、より一層、路線の効率化を図っていく必要があるとして、減便が行われる予定となっています。

 これら、路線バスの減便は、本市のまちづくりの屋台骨とも言える公共交通ネットワークの構築に大きな影響を与えるものと懸念しています。

 そこで2つ目として、路線バス減便後の状況と今後の市の支援について伺います。

 三和、田人地区で取り組まれている住民ボランティア輸送、川前地区の公共ライドシェア、さらには昨年本格運行となった、遠野、久之浜・四倉地区の定額タクシーは、公共交通空白地域などの公共交通不便地域における交通弱者を中心とした住民の足として、欠かせないものと考えています。

 そこで3つ目として、交通不便地域における移動手段の確保について伺います。

6 豊かさを創ることについて

 大きな質問の6番目は、豊かさを創ることについてです。

 まず、1点目は産業についてです。

 本市産業を取り巻く環境は、少子高齢化・人口減少に伴う、国内市場規模の縮小、また、若年層の流出や就労人口の減少により、業種を問わず人材確保の困難化が進んでおり、そして、長引く物価高騰の影響などから、厳しい状況が続いています。

 そこで、1つ目として、本市は今後、どのような基本的な考え方に基づき、産業振興に取り組んでいくのか伺います。

 本市の基幹産業のひとつである製造業でも、米国の関税政策の影響をはじめ、原材料価格の高騰、人手不足など、厳しい環境に置かれています。こうした中、国は、経済安全保障法による取組みをはじめ、エネルギーの安定供給と経済成長、脱炭素を実現するGⅩ戦略地域制度の創設、さらには日本成長戦略会議を設置し、官民連携の戦略的投資促進の検討を進めています。

 本市は、国の制度を捉えつつ、強みを活かした産業集積を図りながら、本市産業を未来に牽引する企業誘致を進める必要があると考えます。

 そこで、2つ目として、本市の強みを活かした企業誘致の推進について伺います。

 市では、産業人財の確保と育成の一層の推進を図るため、次年度から組織の見直しも行うとのことですが、先ほど触れたように、市内企業の人手不足の状況が今後も続くと考えられることから、3つ目として、本市産業を支える人財の確保にどう取り組んでいるのか伺います。

 2点目は、農林水産業についてです。

 本市の農林水産業を取り巻く環境は、気候変動による高温障害、生産資材や機械、燃料の物価高騰など、急激な社会経済情勢の変化により、たいへん厳しい状況にあります。このような中でも、本市の豊かな自然環境を活かして、生産者をはじめ関係団体と積極果敢にチャレンジしていくことが必要です。

 そこで、1つ目として、稼げる農林水産業の実現に向けた基本的な考え方について伺います。

    次に、担い手の確保・育成についてです。本市農林水産業は、急激な高齢化と人口減少に伴う深刻な担い手不足に直面しており、担い手の確保・育成は喫緊の課題です。

 そこで、2つ目として、次世代の担い手の確保・育成についてどのように取り組むのか伺います。

 次に、農業についてです。

 本市では、国の野菜指定産地に指定されているねぎ・トマトのほか、地域の特性を活かした、さまざまな農産物が生産されています。「稼げる農業」の実現に向けては、これら農産物のさらなるブランド化の推進が必要だと考えます。

 そこで、3つ目として、農産物のブランド化の推進についてどのように取り組むのか伺います。

 次に、林業についてです。

 本市は、面積の約7割を森林が占め、県内でも有数の森林資源を有していますが、この資源を有効活用し、市内林業・木材産業の振興を図るためには、市産木材の魅力をより高め、利用推進を図ることが重要です。

 そこで、4つ目として、市産木材のブランド化の推進に向けた具体的な取組みについて伺います。

 次に、水産業についてです。

 本市では、地域ブランド「常磐もの」について、市内だけでなく、主力商圏である首都圏でも、販路開拓や消費拡大に取り組んでいますが、本市の水産業を次のステップへ進めることが重要です。

 そこで、5つ目として、「常磐もの」のブランド力の強化に向けた具体的な取組みについて伺います。

 次に、3点目は、観光・文化・スポーツについてです。

 地域経済の活性化については、雇用や賃金、生活環境の改善などとともに、交流や賑わい創出も重要な要素だと考えます。温泉や食、さらには、豊かな自然環境や歴史・文化など、市内には魅力的な観光資源が多数存在します。こうした資源を活用し交流人口を拡大していくことが重要です。

 そこで、1つ目として、観光振興に向けた基本的な考え方について伺います。

 国は、力強い経済を取り戻すための重要な成長分野として観光を位置付けている中、日本政府観光局の推計によれば、昨年、日本を訪れた外国人旅行者は4200万人を突破し、過去最多との報道がありました。

 令和8年度は、市制施行60周年の記念の年であるとともに、ふくしまDC(デスティネーション・キャンペーン)の本番を迎え、本市の観光交流人口拡大への契機となる重要な年になると考えております。

 そこで、2つ目として、国内外からのさらなる誘客促進に向けた取組みについて伺います。

 勿来地区では、令和6年7月に「勿来地区“民・官”協働勉強会」を立ち上げ、地域住民と行政が連携しながら、勿来の関をはじめとする地域の歴史を学び、さらには、交流人口拡大による地域の活性化等につなげる取組みの検討が進められています。

 そこで、3つ目として、歴史・文化を軸とした自治体連携による交流について伺います。

 本市は、野球を通して郷土愛を育み、地元定着、地元回帰を目的とした、「いわき甲子園プロジェクト」を、昨年7月に設立しました。

スポーツを通して、地域全体で子ども達を育てる環境づくりを、まずは、野球をモデルとして構築し、他の競技へ展開していくことで、将来にわたり「市民からも、市外からも選ばれるまち」の実現に寄与することが期待されます。

 そこで、4つ目として、スポーツによる地域創生の推進について伺います。

7 構造改革の取組みについて

 大きな質問の7番目は構造改革の取組みについてです。

 昨年度までの集中改革期間において、取り組まれた成果と課題と、それらの課題を踏まえ、本年度からの新たな期間では、持続的・自発的な改革を推進するための体制の構築を進めているとのことから、

 1点目として、新たな改革期間における推進体制の構築状況について伺います。

 次に、これらの体制により、さまざまな施策が展開されていくと思いますが、

 2点目として、新たな改革期間において、特に重点的に取り組む施策について伺います。

 以上をもちまして、第一演壇での質問を終わらせていただきます。

 まず、暮らしに係る取組みにおける今回の敬老祝金見直しは、多様化する高齢者ニーズに即応しながら、高齢者の補聴器購入や見守りに活用できるIot機器購入の補助、さらには、高齢者の方々がお世話になる医療・介護人材の確保など、高齢者福祉施策のさらなる充実を図っていくための財源を確保するために行うものであり大変評価できるものと考えます。

 また、インフラの維持管理に係る取組みでは、今後、本市も早い時期に国が示している「地域インフラ群再生戦略マネジメント」に沿って、限られた予算と人員の中での一元的な管理による効率化と効果が求められてくると思います。それには、行政区域や分野などの設定を取り払った市民目線での事業実施が必須であり、民間の力も有効に活用しながら、複数分野そして施設を一括して維持管理していくことが避けて通れない道筋と考えます。このことから、本市においても、速やかに検討し取り組んでいくことを強く要望いたします。

 今後も少子高齢化が進んでいくわけですので、限られた財源を有効に活用するよう、市としてメリハリをつけた政策の実行を改めてお願いいたします。

 最後に、議場におられる部長の多くの皆様は、来年度も市職員として勤務されることと思いますが、部長という役職は、今年度末で一区切りとなります。これまで各分野のトップとして、市政進展のため、重い責任を果たされて来られましたことに対して、心から感謝と御礼を申し上げます。

 それでは、これまでの丁寧な答弁を了といたしまして、

 私の代表質問を終わります。

 ご清聴ありがとうございました。

令和7年10月定例会が開会。一般質問最初に登壇しました。

秋が深まり、朝晩少し寒さを感じるこの頃です。

私も、定例会中は特に、体調に注意しながら過ごしております。

さて、今定例会の一般質問は22名の議員が登壇し、

内田市長が進める市政運営について質問戦を展開しています。

今回は、内田市長2期目最初の議会となるため、

市長のこれまでの実績やこれからの思いなどについて、

「2期目の市政運営の基本的な考えについて」として、

大項目一本で、登壇しました。

 質問内容と答弁について掲載します。

 おはようございます。 25番 いわき市議会政風会 西山一美です。

 内田市長2期目の当選おめでとうございます。

 例年以上の猛暑の中、額に汗しながら市内各地を回り、市民の皆様に対して、いわきの未来への思いなどを丁寧に訴えて、激しい選挙戦を勝ち抜かれたことは、これまでの地道な努力を積み重ねた結果が実を結んだものと思います。

 これからも、内田市長の卓越した手腕と情熱をもって市民生活の向上と地域発展のため、変わらぬご尽力をお願いいたします。

 それでは、ここで学生時代のバレーボール部監督からの話を少し紹介したいと思います。バレーボールなどのスポーツをしてミスをすると、よく「力を抜け」、「力むな」と言いますが、そんな時、私たちは、筋肉の力を緩ませて力をコントロールしようと思います。しかし、これはただ単純に脱力しただけで、それよりも腱や靭帯、さらに硬い骨の反動や張力を、関節の骨の動きを使ってコントロールする方が、楽に力の強弱を出すことが出来るとのことでした。すぐに理解することは難しいものでしたが、骨の可動域を意識して動かすことが大事で、やがて、骨の動きに連動した体幹が鍛えられることで、しっかりとした基礎・土台ができ、さらに技術が加わっていくことで様々な動きが楽にできるようになります。

 それが、いわゆる「コツ」をつかむということです。

 また、昔は、長く頑張っている人を評価する言葉に、骨ががんばっている人として「骨張る」(こつはる)。長い時を超えて「張る」という文字が「いただき」という文字に置き換わり、音読みで、今の「骨頂」という言葉に変わってきたということでした。

 この「骨頂」という言葉は、「この上ない・極上な」という意味があり、優れた能力に対して使われますので、身体や心を磨いて、何事においても「骨頂」をさらには「真骨頂」と呼ばれるようになれるまで精一杯頑張るように、くれぐれも「愚の骨頂」と言われないようにと話されました。諸説あるようですが、私には、大変記憶に残るお話でした。

 それでは、通告順に従いまして、市政一般について質問をいたします。

 

 2期目の市政運営における基本的な考えについて 

 今回の一般質問は、内田市政誕生から支えていただいている市民の皆様はもちろんのこと、今後の市政運営に期待して、新たに大切な票を投じていただいた約2万人余の市民の皆様、また、関心を持ってこれからの進捗を見守っている市民の皆様に対して、4年前、初めて臨んだ市長選で掲げた公約の進捗状況や、2期目の内田市政が進めていく取組みの内容などについて、大項目1つで質問を進めていきたいと思います。

 それでは「2期目の市政運営における基本的な考えについて」伺ってまいります。

 先ごろの市長就任会見において、市長は、大規模都市周辺の市であれば「子育て」など、特定の政策をしっかり進めていけば、ある程度の実績を重ねることができるが、広大な面積を持つ本市は、その特異性から、総合的に施策を展開していかなければならない面があると話しておりました。

 本市は来年で市制施行60周年を迎えますが、この話は、昭和41年に合併した当初から続く市政運営の課題でもあり、市長に就任して4年間での実感だろうなぁと思ったところです。

 広域な市内各地の課題解決に向かっては、時には、血気盛んに単独先行することも必要とも思いますが、まずは、「チームいわき」として周りと相談しながら連携・協調することを心がけて進めていくことも大切ではないかと思います。私も、議員という立場から市政監視役のひとりとして、切磋琢磨しながらさらなる市政進展のためにしっかりと議論に臨みたいと思っています。

 それでは、これまで4年間の成果と今後の市長の市政運営に対する思いについて伺います。

 まず、(1)1点目は「選挙公約の実現に向けた考えについて」です。

 4年前の内田市長が誕生した最初の議会において、市長は「市政運営の課題として短期的な視点と中・長期的な視点に立って考える必要があり、短期的な課題として新型コロナ感染症対策、そして防災・減災、市民の皆様の命と暮らしを守ることである」と述べました。さらに、中・長期的な課題は、「若者への高等教育の場の充実や雇用の場の確保など、若者に向けた魅力づくりや医療人材・農林水産業の担い手の確保、また、脱炭素社会の実現やデジタル技術の活用などのスマート社会の実現を目指す、未来を先取りする取り組みなどである」と話しています。

 そこで、これまでの4年間で様々な課題の解決に向けてどのように取組んできたのか、1つとして、1期目の公約に掲げた課題解決への自己評価を伺います。

【答弁】 市長

私の1期目における市政運営の基本姿勢は、「現場主義」と「スピード感のある課題解決」であり、市民の皆さまとともに課題解決に挑む4年間でした。防災対策や医療、教育、子育て、 産業再生など、喫緊の課題に迅速かつ着実に取り組むことを最優先に進めてきました。

まず、防災対策では、総合防災訓練の拡充や、東北大学災害科学国際研究所との連携、防災士の育成などに取り組み、防災体制の強化を図るとともに、避難所運営マニュアルの見直しや備蓄体制の充実など、実効性のある地域防災力の向上を進めてきました。

医療では、就任以降これまでに20人程度の医師を確保したほか、ドクターカーの導入、救急医療体制の維持など、持続可能な地域医療の体制づくりに取り組んできました。 

教育では、学力向上チームと学校の連携による学力向上策の推進などに取り組み、本市の学力と全国平均との差を縮めるなど、学力の改善に努めました。 

また、特別教室へのエアコンの設置や、すべての小中学校のトイレ洋式化に取り組み、教育環境の充実を進めました。

子育てでは、出産・子育て応援金10万円や出産育児一時金50万円の支給、第3子以降の給食費の無償化、中学生の完全無償化などに取り組み、誰もが安心して子育てができる環境づくりに取り組んできました。 

産業では、本社機能6件の移転をはじめとした企業誘致に取り組み、新たな雇用を創出しました。 

このほか、「CIFALジャパン国際研修センター」や「多文化共生センター」を設置するなど、若者や女性が活躍する、国際的なまちづくりを見据えた取組みも進めてきました。 

こうした取り組みは、まだ道半ばではありますが、市民の皆様から寄せられた声に真摯に向き合い、課題解決に一つひとつ取り組むことにより、1期目において着実な土台を築くことができたと考えています。

2期目にあたっては、これらの成果を着実に発展させるとともに、「国際防災都市いわき」の実現に向け、これからも全力で市政運営に取り組みます。

 それでは、2つとして、様々な課題解決に向けた2期目の市政運営への市長の思いを伺います。

【答弁】 市長

私は、2期目の市政を「いわき再起動の第2幕」と位置づけ、市制施行100年目のいわきを見据えた、これからも輝き続ける、持続可能なまちづくりを進める決意です。

1期目では、全ての行政のベースは「人づくり」という信念のもと、地域防災力の向上や医療・教育の充実、そして地域産業の再生に取り組んできました。

2期目となる今期も、その思いを根底に持ちながら、人口減少や少子高齢化、産業構造の転換といった中長期的な課題に対し、市民の皆様のいのちと暮らしを守る政策を推進していくことが、私に課された最大の責務であります。「世界に誇れる国際防災都市いわき」を目指し、誰もが安全・安心なまちづくりを実現することは、単なる防災の強化にとどまらず、地域の産業・教育・福祉を包括的に発展させるための基盤であると考えています。 防災庁の誘致をはじめ、レジリエンスの高い都市インフラの整備、地域人材の育成、そして防災関連産業の集積を通じて、新たな雇用と希望を生み出していきます。

また、教育・子育て・医療福祉の分野を横断的に 連携させながら、誰もが安心して暮らし、挑戦できる 地域社会を構築していきます。 市政運営の原点は、市民の声に真摯に耳を傾け共に考え、共に行動することにあります。

 引き続き、謙虚で誠実な姿勢をもって、 市民の皆様とともに課題の解決に挑み、希望と誇りに 満ちたいわきの未来を切り拓いてまいります。              

 只今の市長の思いなどを伺いますと、ほぼ想定通りに市政運営は行われてきたと理解をいたしました。

 そこで、「選挙公約の実現へ向けた考え」のまとめとなりますが、3つとして、内田市長が目指すいわきの未来像とはどのようなものか伺います。

【答弁】 市長

地域の主役は市民一人ひとりであり、その声に真摯に耳を傾け、市民の皆様と共に、多様な価値観を反映した未来像を描くことが極めて重要です。

来年、本市は市制施行60年を迎えます。これを節目に、60年の歴史を振り返りながら、次の時代にふさわしい「いわきのあるべき姿」を見出していけるよう、31万人のいわき市民一人ひとりの声に耳を傾け、100年目のいわきを見据えた新たなビジョンを共に描いていきたいと考えています。                             

 本市の現状認識、未来像そして、これまで進めてきた取り組みやこれから推進していく取り組みなどについて市長の思いをあらためて伺いました。

 それでは、その思いを今後どのように進めていくのか、政策の柱などについて具体的に伺っていきたいと思います。

 それでは、(2) 2点目として、「防災に関する取組みについて」伺っていきます。

 短期的な課題として、「いのちや暮らしを守ること」の進捗状況を伺いましたが、防災についての今後の取組みなどを伺っていきたいと思います。

 市長は、これまで重要な政策の柱の一つとして「防災力を高めるまちづくり」を進めていくとし、様々な取り組みを行ってきましたが、まず1つとして、防災力を高めるまちづくりへの現在の取り組み状況はどのようなものか伺います。

【答弁】 危機管理部長

本市は、逃げ遅れゼロ、災害死ゼロの実現に向け、 自助共助•公助の取組みを推進しています。具体的には、はじめに、市総合防災訓練については、デジタル技術を活用するなど、先進的メニューを取り入れながら、県内市で唯一、每年2回、市内全域で大規模に実施しています。

次に、自助の取組みとして、「ぼうさい甲子園」で3年連続奨励賞を受賞した好間中学校における防災教育をはじめ、各種防災講座の実施なと、市民の防災意識の醸成に努めています。

次に、共助の取組みとして、地域の防災リーダーを担う防災士を市として育成しており、東北の中核市で 最多の1,319人が活動しています。そうした中、育成した女性防災士も所属する。 内郷女性消防クラブの防災活動が「防災まちづくり大賞」総務大臣賞を受賞し、高い評価を得ています。

次に、公助の取組みとしては、備蓄品の整備など、避難所環境の向上を図っています。更には、東北大学災害科学国際研究所との連携のもと、全職員に対し災害時の役割に応じた専門研修や訓練を実施するなと、災害対応力の強化にも努めています。このほか、公共施設及び生活インフラの耐震化や、全国初となる災害用地域臨時集積所設置の仕組みの創設、県と連携した流域治水など、防災力の強化を全庁的に進めています。 

 そのようなまちづくりの取り組みを通して、本市は、国際防災都市を目指すとしていますが、実現するため様々なステップを経なければならないものと思います。そこで2つとして、国際防災都市を目指し、どのように推進していく考えか伺います。

【答弁】 危機管理部長

本市はこれまでの震災や水害の教訓から’災害対応力を強化するため実践的かつ大規模な防災訓練や継続した防災教育、防災士の育成などを進めてきました。

今後は、これらの取組みを更に強化しながら、災害対応力を向上させるとともに、災害から得た経験と知見を国内外に積極的に発信していきます。こうしたことにより、被災地の災害レジリエンスに貢献し、防災関連企業や研究機関から選ばれる「国際防災都市いわき」の実現を目指していきます。

 本市が、国際防災都市を目指すための大きな目玉として、防災庁誘致の実現があります。ここにきて国の動きなど、様々な状況の変化を耳にしていますが、3つとして、防災庁誘致を目指す中での課題は何か伺います。

【答弁】 総合政策部長

防災庁の誘致は、本市の復興と地方創生に資する極めて重要な取組みであると認識しています。誘致の実現に向けた課題を3点申し上げます。

1つとして、「自治体間の競争の激化」です。複数の自治体が誘致に名乗りを上げており、その中で本市の優位性を明確に示すことが必要です。震災、原発事故や水害から得られた経と知見を最大限にアピールしていきます。

2つとして、「誘致後の機能・人材の確保」です。防災庁の誘致には、その核となる高度な知見を持つ人材を受け入れ、連携するための環境整備が必要です。研究機関、大学との連携強化を通じて都市機能を高めるとともに、生活基盤の確保にも取り組みます。

3つとして、「市民の皆様の理解と合意形成」です。防災庁の誘致が市民生活にもたらす地域経済への波及効果や雇用の創出、安全・安心の向上などについて、丁寧に説明し、一丸となって誘致活動を展開するための機運を醸成していきます。

 その様な状況に対応しながら、4つとして、今後の防災庁誘致実現に向けた進め方をどのように考えているのか伺います。

【答弁】 総合政策部長

本市は、震災や水害から得た経験・知見、多様な地理的特性、そして市民の防災意識など、ハード・ソフト両面で力強いレジリエンスを備えた、防災庁の理念の実現に最も適した地であると確信しています。これまで蓄積してきた災害復興の経験やノウハウを、国の防災政策に(最大限)活かしていただくためにも、引き続き、国への要望活動や、いわき市への防災庁設置を目指す期成同盟会と連携した、官民一体での取り組みを進めていきます。

また、国や関係機関との連携を一層強化するとともに、情報発信を充実し、防災庁誘致への機運をさらに高めていきます。防災庁の誘致は、本市が日本の防災・減災の中核拠点として位置づけられることにつながり、市民の安全・安心にも資する,未来への投資である、との認識のもと、粘り強く取り組んでいきます。            

 国際防災都市を目指すための重要な要素となる人材育成の分野では、すでに「CIFALジャパン国際研修センター」が動き出し、防災面での人材の育成も視野に入れた取組みを展開すると聞いています。

 そこで5つとして、CIFALジャパン国際研修センターの本市開設による防災面での効果についてどのように考えているのか伺います。

【答弁】 総合政策部長

C I FALジャパン国際研修センターでは、防災に関連した研修として、災害レジリエンスの強化に係る人材の育成を計画しています。この研修等を通じ、東日本大震災をはじめとする幾多の災害を経験し乗り越える過程で培った、災害リスクの低減やレジリエンスの強化に向けた知見を世界に発信していくこととしています。

このため、C I FALジャパン国際研修センターの防災面の効果につきましては、人材育成による地域の防災力のより一層の強化はもとより、現在、関係団体が一体となって推進している本市への防災庁誘致の活動を、後押しすることも期待されます。

  本市においては、防災面はもちろんのこと、「CIFALジャパン国際研修センター」の今後の活動に大いに期待をしていますが、6つとして、CIFALジャパン国際研修センターによる人材育成をどのように進めていく考えか伺います。

【答弁】 総合政策部長

人材育成の進め方につきまして、災害レジリエンスの強化にむけた人材育成とウェルビーイングインクルージョンの促進に向けた人材育成に取り組む、専門家によるプラットフォームをそれぞれ設置し、プログラムの開発に取り組みます。

併せて、各種シンポジウムやワークショップ等を開催し、市民の皆様の理解の醸成を図りながら、着実に取り組みを推進していきます

 本市は、東日本大震災や令和元年台風そして台風による線状降水帯の発生などを経験しました。大きな被害が本市を襲いましたが、そこで得た知識などをしっかりと今後の防災や減災対策などに生かし、防災人材の育成にも努め、そして、その活動について市民の皆様に理解をしていただきながら、国際防災都市の実現につなげていくことを要望して、次に移ります。

 (3) 3点目は、「教育に関する取組みについて」です。

 教育分野のエキスパートでもある市長は、就任以来、「ひとづくり日本一」を目指し、学力の向上や特別支援教育の充実などに取り組んでこられました。さらに2期目の公約として、小学校の給食費無償化の実現や特別支援そして発達障がい児への支援の強化について公約に掲げておりました。そこで、これまでの本市の教育を取り巻く環境整備などの進捗状況について伺います。

 まず、1つとして、学力向上に向けた教育環境整備の課題解決についてどのように評価しているのか伺います。

【答弁】 教育長

学力向上に向けた教育環境整備については、まずは、授業改善による質の高い学びの提供と個別の学習環境の構築が特に重要と考えています。

授業改善については、「ダッシュボード」を活用したエビデンスに基づく学力向上策の推進や 指導主事等が授業づくりの段階から参画する伴走支援などを通して体制を構築したところです。

個別の学習環境の構築については、学習支援アプリなどの"学習支援ツールの活用を促進し、I CTを活用した学習の充実を図ってきており、一定程度進抄していると評価しています。まだまだ改善する余地があるものと考えており、今後さらに充実した教育環境を構築していきます。

  次に、デジタル技術を活用した学習支援についてです。

 子どもたちの発達段階や特性に合わせたデジタル学習ツールやアプリの導入により、子どもたちが自主的に学習に取り組める環境を整備することや質の高いオンライン教材などを導入し、多様なコンテンツを使用することで児童・生徒も自分のペースで学習することができるようになってきますが、そのようなことも含め、2つとして、デジタル支援の取組み状況はどのようなものか伺います。

【答弁】 教育長

国のGIGAスクール構想に基づき、令和3年度から市内小・中学校児童生徒に、1人1台タブレット端末を整備し、主体的・対話的で深い学びの実現のために、授業等での積極的なICT活用に取り組んでいます。

機器だけではなく、教員が安心してICTを活用できるよう、ICTサポーターが定期的に各学校を訪問し、授業での活用や機器操作の支援体制を強化しています。

また、一部の学校では、生成AIの利活用にも取り組み、児童生徒に対しては、情報収集や考え方を表現するための支援、教員に対しては、授業支援や教材作成の効率化なと、教育の質向上に結びつけています。

さらに、個別最適な学びを実現するため、小学校の特別支援学級に導入した学習支援ソフトの活用を進めています。児童一人ひとりの発達段階や特性に合わせ、きめ細かな学習サポートを実現することで、学びの質を高めています。

 また、今のデジタル社会の中では、デジタル技術を理解し、活用する知識やスキルを高めて適切に判断するために、デジタルリテラシー教育は大変重要だと考えます。

 デジタルリテラシー教育とは、単にタブレットやパソコン機器を使う技術的なスキルだけではなく、情報を正確に活用する力、オンラインでの安全性やプライバシーを守る意識、SNSやメールなどのツールを適切に使う力、さらには倫理的な判断力や問題解決の能力など、広範なものを適切に活用する力を育てることとのことですが、それでは3つとして、デジタルリテラシー教育についての考え方を伺います。

【答弁】 教育長

ICT活用については学校のみならず、端末の持ち帰りなどにより積極的に活用している一方、デジタルに関する様々な課題が出てきており、デジタルリテラシー教育の重要性を認識しているところです。

特に、児童生徒に対しては、 各教科での指導はもとより、外部講師の派遣による出前講座などにより、情報モラル教育を充実させています。

また、教職員に対しては、近年急速に普及する生成AIの適正利用に関する研修や、校務支援システムの活用研修などにより、デジタルツールの理解を深めているところであります。

 デジタルリテラシー教育の充実は、DX推進の基盤です。

 デジタルツールを効果的に利用することで作業効率そして判断力や問題解決の力などの向上も図ることができると思いますので、これからもしっかりと進めていくことをお願いいたします。

 このような中、市長は、「いじめ問題」にも真摯に取り組んでいくと話しておりましたが、具体的にはどのように取り組むのか、4つとして、いじめ防止対策チーム(仮称)の設置に向けてどのように取り組む考えか伺います。

【答弁】 市長

いじめの問題は全国的に複雑化・深刻化する中で、認知件数は増加傾向にあり、本市においても同様な状況にあります。このような現状を踏まえ、設置を検討している専門チーム(いじめ防止対策チーム)は、いじめを受けた児童生徒への支援を最優先に今まで以上に組織的かつ迅速に対応することを目的としています。

その構成としては、教育委員会を中心に、福祉、心理等の専門家の視点も取り入れた分野横断的な連携体制となるような組織を想定しています。

主な活動としては、重大事態に至る前に学校現場での対応段階で、専門チー厶を機能させ、学校に対して指導助言するとともに、必要に応じて警察や医療機関など関係機関との連絡調整を図ることや、いじめ重大事態としての対処に関して支援することを検討しています。

今後、専門チー厶を中心に、各部局、密接に連携して危機感を共有し、いじめ問題に対応していきます。

 児童・生徒の目線で優しい心での対応が必要だと感じます。たいへん難しいものと認識しておりますので、その設置についてはしっかりと議論を重ねて進めていくよう要望します。

 さて、先日の2期目の市長就任記者会見で、小学校の給食無償化が発表されました。

 生きていれば100歳になる父は、農家の10人兄弟の3番目で、勉強で手を抜くとよく「無理に学校にいかなくてよいから働け」と言われたそうです。期日通りに給食費が払えず、小さい弟から順番にお金を持っていったとも聞かされました。当時は、同級生の多くも同じで、それでも払い続けていたそうです。現在は、いろいろな家庭の事情がありますから、ひと括りで感想を申し上げるつもりはありませんが、私たち世代は、給食費を払うことが当たり前と思っていましたので、その様なことを思えば、隔世の念があります。

 それでは、小学校の給食費無償化についてですが、5つとして、小学校給食費の無償化をどのように進めていく考えか伺います。

【答弁】 市長

本市においては、新たな子育て支援策の一つとして、令和7年4月から子供に係る学習費などの負担が大きい中学生を持つ家庭の負担軽減を図るため、先行して中学校給食費を無償化したところです。そのような中、今回の選挙戦を通じて、子育て世帯から、小学校の給食費無償化の実現を期待する声が多く寄せられたところです。

今般、自由民主党日本維新の会との連立政権合意書において、「小学校給食無償化を令和8年4月から実施するため、残る課題について整理し、制度設計を確定させる」との内容が盛り込まれたところですが、できる限り速やかに子ども・子育て支援の充実・強化に取り組むため、今年度の3学期から小学校の学校給食費を無償化することとしたものです。

 国においては、まだ実施決定はされていないとのことで、子育て真最中の市民の皆様には、本市が先駆けて行うことの評価は高いものと思います。

 しかしながら、そのためには財源の確保が必要だと思います。そこで6つとして、無償化を実施するための財源はどのようにする考えか伺います。

【答弁】 市長

1期目の市長就任以降、将来を見据えた持続可能な行財政運営を実現するため全庁を挙げて構造改革に取り組んでまいりました。具体的には、デジタル化の推進などによる業務の効率化のほか、利用状況や将粢需要を踏まえた公共施設の統廃合などを進めてきたところであります。

令和6年度まで'の集中改革期間におきまして、これらの取組みが進抄したことにより、一定の財源を生み出すことができたところであります。なお、さきほども申し上げましたが、小学校給食費の無償化は、自由民主党日本維新の会による連立政権合意書にも、内容が盛り込まれております。

具体的な制度設計などは、今後、国において令和8年度予算の編成過程で議論されることになるものと考えております。

市といたしましては、子育て世帯の声に答えるため、国に先んじて取り組むことといたしましたが、引き続き、国の動向を注視してまいります。

 給食費無償化の財源については、本市が単独で対応する期間をできる限り短くなるよう、国の動きを注視しながら進めていただくことを要望いたします。

 次に、(4) 4点目は、「医療・健康への取組みについて」です。

 市長はこれまで、「医療の充実」を重要な課題の一つとして、その解消に積極的に取り組んで来られました。

 厚労省の統計によると、市長就任後、市内の医師数は21名増加し、中核市60市中10位の高い医師増加率となったことは、大変評価されるべき実績であり、今後の事業の進展にも期待をしているところです。そこで、1つとして、医師の確保に向けて、どのように取り組む考えか伺います。

【答弁】 保健福祉部長

医師確保に向けた取組みとしては、これまで市長をはじめ、市医療センターの病院事業管理者等が福島県や大学の医学部、大学病院を訪問し、医師が少ない現状を訴えながら、粘り強く、医師派遣を要望してきたところであります。福島県立医科大学では、10月から、医師確保対策強化策の一環として逐師10名を、非常勤で週I回以上、市内の医療機関に派遣する枠組みを新たにスタートさせたところであり、粘り強い要望が実を結んだものと考えています。

あわせて、市の具体の取組みとしては、今年度から、将来市内の病院への勤務を希望する医学生を対象に修学資金を貸与する「医学生応援修学資金貸与事業」を創設しました。本制度は、修学資金を借りた期間と同じ期間、市内の25病院のいずれかに勤務すれば修学資金の返還が免除されるものです。今年度は16名への貸与が決定し、将来の医師確保に寄与するものと期待しているところです。

また、市内診療所の新規開設や承継を支援し、地域医療の重要な担い手である診療所医師を確保する「診療所開設・承継支援補助事業」については、今年度中に、新設2件、承継2件の計4件の補助金の交付を予定しています。

これら二つの事業につきましては、当初の想定を超える申請となったため、必要な予算を追加したところです。今後とも、市医師会、市病院協議会等の医療関係者で構成する「市医療連携協働会議」において、医師確保をはじめとした本市の医療課題の解決について協議を行うなど、引き続き関係団体等との密接な連携のもと、医療確保に向けた取組みを進めて参ります。

    医師の確保には、新たな協力先を広げていくことと同時に、これまで以上に福島県と連携を強化していくことも必要で、福島県医大東北大学などからの引き続きのサポートも欠かせません。

 これまでに築いた太いパイプも活用しながら医師確保の取組みを前に進めていただくようお願いいたします。 

 また、市民の皆様が本市の医療に期待することの一つに、命に直結する救急医療の充実があります。そこで、2つとして、救急医療体制の充実に向けて、どのように取り組んでいく考えか伺います。

【答弁】 保健福祉部長

市では、休日及び夜間の二次救急医療を確保するため、救急告示病院なと、市内13の病院群輪番制病院が、 救急搬送患者を当番制で受け入れる病院群輪番制」を運営する市病院協議会に対し、補助金を交付しています。

また、今年度からは、救急告示病院の救急搬送患者受入体制の強化に資するため、平日昼間の救急搬送患者の受入実績に応じて補助金を交付する「救急患者受入強化支援事業」を創設したところです。病院群輪番制につきましては、本年4月から、毎日Iつの救急告示病院に当番を割り当てて、当番の病院は、原則として患者の受入れを断らない新たな体制が導入されました。

この結果、医療機関への受入れ照会4回以上、かつ現場滞在時間30分以上の、いわゆる「搬送困難症例」の件数が大きく減少しております。具体的には、令和6年との比較では、4月から9月 の半年間で450件の減、率にして約69%減少しました。また、救急車の現場到着から病院収容までの時間についても、令和6年の比較では4月から9月の各月とも短縮し、最も短くなった8月は、4分50秒短縮しており、新たな輪番制導入の効果が表れているものと考えております。

なお、救急搬送に係る過去の統計によると、本市の入電から病院収容までの所要時間は、全国平均よりも要していることから、引き続き、関係機関と連携を図リながら、搬送時間の短縮に取り組みます。

一方で、救急医療体制を確保していくためには、救急隊や医療機関の負担の軽減を図る観点から、市民の皆様に救急車を適正に利用していただくことも重要と考えています。このため、救急車を呼ぶか迷ったときなどに、24時間利用できる福島県救急電話相談「#7119しながら、救急医療提供体制の更なる充実に取り組んで参ります。                                   

 行政、医療機関、市民の皆様が協力して、救急医療の充実、救急搬送時間の更なる短縮が図られることを期待したいと思います。

 これまでの市長の医師確保等に対する取り組みや実績は、大変素晴らしいものですが、市長は、先の選挙において、医師を100名増やすことを公約とするなど、今後も医療提供体制の充実に取り組む考えを表明しています。そこで、3つとして、医療提供体制の充実に向けた市長の考えを改めて伺います。

【答弁】 市長

市長就任1期目の4年間、そして先の市長選挙の期間に、多くの市民の皆様から、医療の充実を望む声をいただきました。その声を重く受け止め、「医師招へい100人計画」を掲げて選挙に臨み、市民の皆様に、医師の確保に積極的に取り組む決意を示しました。本市の医師数は着実に増えていますので、これまでの取組みを継続しつつ、今後も私が先頭に立って医師確保の取組みを展開していきます。

また医療は、医師だけでなく、看護師等の医療従事者がいないと成り立たないことから、看護師等の確保に係る取組みを強化します。

加えて、医療の充実を図るためには、市医師会、市病院協議会などの医療関係の皆様との連携も欠かせないことから、今後も連携を密にしながら各種事業を展開し、市民の皆様に医療の充実を実感していただけるよう努めます。

 それでは次に、健康意識の課題について伺います。

 新聞報道によれば、本市は、市民の皆様の健康意識が低く、生活習慣病でお亡くなりなる方が多い傾向にあり、県内でも、健診の受診率が低い水準であるため健康意識の向上が急がれています。

 65歳の人が元気に自立して暮らせる年数を示す健康寿命「お達者度」が、本市は低水準でありますが、4つとして、市民の健康意識の向上に向けてどのように対策を進めてきたのか伺います。

【答弁】 保健福祉部長

本市の健康増進計画である「健康いわき21 (第3次)」に基づき、市民の健康意識の向上に取り組んで参りました。計画では、特に重点的に実施すべき健康づくり施策を「いわき市健康長寿重点プロジェクト」と位置付け、その推進を図っております。

主な施策を申し上げますと、一つ目として、減塩食普及プロジェクト「いわきひとしお」の推進により、官民連携での減塩食の普及・促進に取り組み、本市の課題である高血圧対策に向け、塩分の摂取をはじめとした食生活の改善を図りました。

二つ目として、中学2年生に脂質等の検査や健康授業等を行う「いわきっ子生活習慣病予防健診事業」を、令和6年度から実施校を市内の全中学校へ拡大し、学童期からの健康啓発の推進を図りました。

三つ目として、市医師会と連携した、かかりつけ医からの健診受診勧奨や、携帯電話のショートメッセージの活用なビにより、健診受診率の向上を図りました。

これらの取組みにより、市国民健康保険特定健診受診率が、令和5年度から2年連続で、制度開始以降の最高値を更新し、令和6年度は35.7%となるなど、市民の健康意識の向上にもつながったところです。また、健診結果においても高血圧の有所見者の割合が減少傾向となるなど、一部の指標に改善が見られております。

  さて、来月4日、ラトブ6階のいわき産業創造館において、高校生以上の学生などを対象とした若者が自分の体や性について正しい知識を学ぶことで、将来の健康やライフプランを考えるきっかけづくりができるプレコンセプションケアセミナーが開催されます。このように若いうちから健康について考える機会を持つ取り組みは大切ですが、それでは、5つとして、若年層への健康啓発の強化についてどのように取り組んでいくのか伺います。

【答弁】 保健福祉部長

若年層からの健康課題の改善に向けては健康に対する様々な情報に関心を持つことが大切であると認識しております。

このことから、現在、高校生に対しては、健康増進普及キャンペーンとして、減塩パンフレット等の校門前での配布や、管理栄養士による減塩等の栄養に関する授業を行っております。また、市内大学の学園祭において、骨密度や体組成の計測、乳がん模型の触診体験、 健康に関するパンフレットの配布等、啓発活動も実施しております。

さらに、成人式参加対象者に向けたメールによる情報発信の活用や、子育て中の若い女性に対し、母子健康相談や子育てサロンの場において、保健師による乳がん・子宮頸がんの講話や、がん検診受診勧奨なども行っております。

今後も様々な機会を捉え啓発に取り組むとともに、若年層にとって、より身近であるSNS等を活用し、関心を持つような内容で情報発信を強化するなど、健康に対する自分事化と生活習慣を見直す機会の創出に努めて参ります。

 本市では、減塩の取り組みである「ひとしお」ブランドの展開や、中学生への脂質・血糖検査の実施など、すでに新たな取り組みも進めていますが、本市の健康指標はまだまだ低い水準にあり、これまでの取り組みの効果が具体的に表れるまでにはもう少し時間がかかると思います。

 そこで、6つとして、健康長寿重点プロジェクトの推進をはじめ、さらなる市民の健康意識の向上に向けて、今後、どのように対策を進めていく考えか伺います。

【答弁】 保健福祉部長

今後は、市民の健康意識をさらに高めるため、これまでの取組みに加え、地域で活躍するサポーター制度の創設と市内企業の健康経営の推進を進めて参ります。具体的には、サポーター制度につきましては、地域で活動する管理栄養士や健康推進員等で、本市の減塩食普及の取組みに賛同し協力頂ける方々を「(仮称)ひとしおサポーター」として任命します。

サポーターには、地域の健康教室等で、普及啓発を行って頂くほか、 市と協働での普及啓発イベント等の開催により、地域での健康意識の向上を図ります。また、健康経営の推進といたしましては、市ホームページ等の様々な媒体を活用し、市内で健康経営に取り組む企業を積極的にP Rするなどの応援体制づくりについて検討して参ります。

応援体制の構築により、健康経営に取り組む企業の拡充等を目指し、市内の企業で、働く従業員の健康意識の向上を図って参ります。

 今後も、健康長寿重点プロジェクトの充実や若年層へ向けた健康強化などをはじめとした健康意識向上の施策を継続的に進めていただき、市民の皆様の健康意識が改善されるようお願いして、次に移ります。

   次に(5)5点目は、「構造改革の進め方について」です。

 本市は、内田市長が打ち出した「柔軟で持続可能な行財政運営の確立」を目標に、2022年度から3年間の「集中改革期間」を設け、行政改革・人事改革・財政改革の3つの分野において、一体的かつ集中的に改革・改善の取り組みを進めてきました。そこで1つとして、構造改革を進める上で生じた課題は何か伺います。

【答弁】 総合政策部長

構造改革につきましては、昨年度までの3か年を「集中改革期間」として、取り組んできました。今後、改革をさらに推進するにあたり、主に2つの課題が明らかになっています。1点目は、「職員の改革に対する意識の浸透」です。集中改革期間を総括するため、昨年度末に実施した「構造改革アンケート」では、管理職の50%以上が「改革改善に取り組んでいる」もしくは、「取り組むための勉強をはじめた」と回答しており構造改革への意識は浸透してきているものと受け止めています。一方、課長補佐職以下の職員については、職階が下がるほど、その比率は低下傾向にあり、係員では30%を下回っている状況となっています。2点目は、’「日々の業務負担への対応」です。1点目とも関連しますが、構造改革の取組みが困難な理由として、アンケートでは、日々の多忙な業務に追われて、自発的な改革・改善に取り組む余裕や時間がないとの声が挙げられています。 以上を踏まえ、今後,さらに構造改革を深化させていくためには、職員一人ひとりが自発的かつ持続的に取り組むことができるような仕組みづくりが必要であると考えています。

 構造改革の推進にあたり、職員の意識に温度差があることや、業務多忙により改革・改善活動が困難であることが分かりました。そこで2つとして、それらの課題を踏まえ、今後さらなる改革をどのように進めていくのか伺います。

【答弁】 山田誠副市長

今後、さらなる改革を進めていくため、自発的かつ持続的に改革を進める組織づくりとして、現在、2つの取組みに着手しています。

1つ目は、「構造改革リーダー」の育成です。各課の改革の旗振り役として課長補佐等を「構造改革リーダー」として位置づけ、改革を進めていくことの必要性や改革を推進していくための手法を学ぶ研修を、今年度実施することとしています。

2つ目は、支援体制の整備です。改革を進める上で、特に技術的な知識が必要なオンライン手続きや書かない窓口の仕組みづくリ、業務でのA I活用など、その導入にあたっての支援や、サポート窓口の役割を担う人材について、次年度から配置する予定としています。

これら、改革の基礎となる組織づくりを進めることにより、これまでのプッシュ型の改革から各課を主体とした、全庁的な改革体制が構築され、持続的な改革が可能になると考えています。今後も「職員が変わり、市役所を変える」そして「市民の皆様の満足度を高める」ための構造改革の実現に向け、一歩一歩、着実に取り組んでいきます。

 内田市長2期目の市政運営を実り多いものとするためには、人口減少や少子高齢化問題・地域経済の停滞傾向からの脱却・公共交通の衰退への対策・構造改革での職員主導の市役所改革文化の醸成などなど、様々な課題への対応が求められ、すでにそのための取り組みも進んでいると思います。

 さらに、その動きを加速させるためには、一人でも多くの市民の皆様を巻き込んでの官民連携の建設的な議論や取り組みも重要ですので、引き続きの取り組みをお願いして、次に移ります。

 (6)6点目は、「公共事業について」伺います。

 内田市長は、道路・河川の強化などの重要性を選挙戦で訴え、公共事業を拡充することを公約に掲げておりました。そこで、1つとして、公共事業を50億円増額し、200億円規模の予算を確保することとしていましたが、その考えに至った背景はどのようなものか伺います。

【答弁】 市長

本市は、人口減少や少子・高齢化の進行に加え、公共施設の老朽化や頻発・激甚化する自然災害など、厳しい状況に直面しております。これらに対し真摯に向き合い、持続可能なまちづくりを進めるためには、市民の皆様の安全・安心を守ることが何よりも重要であります。

また、公共事業は裾野が広く、設計や建設業のみならず、物流や機械、電気、警備、塗装業なら様々な産業に波及が及ぶものであり、地域経済の活性化に繋がることが期待されます。そのような中、労務及び資材単価の上昇に伴い、公共事業の発注件数が減少しているという声が聞かれます。

公共事業の発注件数を一定程度確保することで、市内事業者の技術力の向上と災害対応力の強化を図ることも必要であると認識しております。

このような観点から、公共事業を拡充することといたしました。具体的には、市民生活に密着した道路の維持補修や、災害への対応・備えにつながるインフラ整備を集中的かつ計画的に実施していきます。

また、老朽化した公共施設の長寿命化や、市街地再生整備なども進めていきます。これらの公共事業を強力に推進していくことにより、持続可能で安全・安心なまちづくりを実現していく考えであります。

 市長就任記者会見においては、公共事業拡大に向けた体制強化として、「公共事業推進監(仮称)」を配置するとしていましたが、2つとして、その役割はどのようなものと考えているのか伺います。

【答弁】 市長

(仮称)公共事業推進監は、今後、全庁的に公共事業を拡充するための体制強化の一つの手法として検討しているものです。現在、公共事業については、道路や河川、搓水道、 農業用施設など、施設を所管する様々な部署が、それぞれで整備や維持管理などの取組を進めています。また、これらの工事の発注に伴い、契約関係や工事検査を所管する部署も関連業務を行っています。そのため、推進監の役割として、こうした異なる部署の取組を組織横断的に俯瞰し、調整しながら、適正に公共事業の拡充を図ることが考えられます。具体的には、防災など、様々な観点から必要性や優先度を検討し、部の垣根を越えて重点的に取り組む分野を選定することなどが考えられます。また、設計、発注、検査、評価の流れにおける制度面や運用上の課題解決’国・県、関係機関との様々な調整や連携強化などの取組も想定されます。さらに、公共事業に、より多くの地元事業者が関わっていただくことを促す方策の検討も、重要なテーマの一つと考えています。このような公共事業拡充の牽引役としての推進監について、その必要性も含め、役割や職位、配置する時期などについて、引き続き、検討していきます。

 次に、3つとして、公共事業費の目標として設定していた200億円については、令和8年度予算から確保していく考えなのか伺います。

【答弁】 市長

公共事業の実施にあたりましては、予算の確保のみならず、発注作業に必要となる人員を確保することが必要となります。また、工事を実施する箇所の地元関係者の皆様と丁寧に協議を進めていく必要もあります。

さらには、発注する時期や規模などについて、市内事業者の発注体制にも配慮しながら、計画的に実施していく視点も重要です。加えて、本格的な工事の施工にあたりましては、現場の調査や設計業務を実施する必要があります。

これら、事業の実施に向けた事前調整を行いながら、来年度を目指して、目標の200億円を達成できるよう、 取り組んでまいります。

 増額分の公共事業については、施設の改修であれ、道路や河川等の維持保全であれ、薄くまんべんなく配分して実施するのか、効果を重視しながら集中投下して進めていくのか、様々な実施の手法はあると思います。

 いずれにしても公共事業費を増額した成果が表れることが重要ですので、しっかりとした実施計画に基づいて取り組んでいただきたいと思います。

 次に、この取り組みの中で公共施設の長寿命化などが行われていくとのことですが、老朽化が進む公共施設の中には、日ごろから多くの市民の皆様が利用している施設があります。

 例えば、平テニスコートは市内の基幹テニスコートでありながら、照明設備がないため、夜間利用が出来ず、また、大会誘致にも支障をきたしている状況となっています。そのため、利用者や利用団体から照明設備の設置に係る強い要望がありますが、4つとして、これら平テニスコートの要望について、どのように対応していく考えか伺います。

【答弁】 観光文化スポーツ部長

平テニスコートについては、多くの市民の皆様に親しまれ、本市の主要な施設としての役割を担って いるものと認識しております。そのような中、施設の更なる利便性向上を求める声の一つとして、利用者の皆様から、これまでも照明設備の設置に関するご要望を頂いているところです。

照明設備の設置にあたっては、近隣住民等の皆様への影響を十分に考慮する必要があるため、これまで市としては、住民の皆様の考えなどを注視してきました。昨年度、近隣住民の皆様への意見聴取を実施したところ、概ねの合意形成が確認出来ました。

このことから、受益者負担の原則も踏まえながら、今後、照明設備の設置に向け、具体的な検討を進めていきます。

 さらに、同じ運動公園内の平球場は、スコアーボードの更新や外野ラバーフェンスの補修そしてトイレの洋式化などについて、利用者からの早急な対応の要望が絶えません。

 市内各地にある公共施設については、しっかりと利用者の使用頻度なども考慮しながら、優先順位を定めての実施をお願いいたします。

 構造改革は、地方自治法に掲げる「市民福祉の増進」を目的に行われなければなりません。言い換えれば、成果重視の観点でこの構造改革を通じて、市民の皆様の暮らしがどのように良くなったのか、その成果が問われます。

 本市に限らず、最近の経常的経費については、人件費や物価の高騰が続いており、実質的にはマイナスシーリングと同じと考えられます。

 その様な中で、公共事業費の財源を捻出した結果、他の事務・事業予算が十分に確保されないなどの支障を生じないことや、市内の事業者にその「しわ寄せ」が出ないことなどの配慮も必要です。

 私たちも、市政進展のためにしっかりとチェック機能を果たしながら、内田市長が目指す本市の未来像が実現できるように議員活動を進めていくことを約束し、一般質問を終わらせていただきます。

 ご静聴ありがとうございました。

 

 

6月定例会終了。相変わらず忙しく動いています。

 なかなか更新できずに6月も後半です。

 6月定例会は6月5日から19日までの15日間で行われ、最終日は追加提案や請願など、慎重審議の上、全議案議決、請願については、その内容が確定されたものではないとの認識から、時期尚早との判断をしました。しかし、住民の皆さんの意見にも耳を傾けることもお願いし今回は不採択としました。今定例会全議案について無事満了し閉会となりました。

 21日の土曜日夜には、地元神谷と草野地区の区長協議会交流会が開催され、内田市長とともにお招きいただきました。

 来賓のご挨拶をさせていただき、地域内のインフラ整備事業も目に見えて進んでおり、特に神谷第一地区(上・下片寄)や第二地区(中神谷・塩・鎌田)のほ場整備に伴って、河川改修もさらに進むことになります。

  

 神谷地区を流れる三夜川や赤沼川等の改修工事もしっかりと進捗して、下流となる草野地区での大雨被害等が少しでも低減されていくことを願っていることなどをお話ししました。

 また、参加した区長さんからは、行政区役員さんの就任依頼等の苦労しているお話も伺い、市が取り組んでいる自治会支援策の話もさせていただきました。

 

 22日の日曜日早朝、いわきの親戚が集まってマイクロバスに乗り、千葉県市川市の叔母の告別式に日帰りで参列。市川駅前のセレモニーホールで式後、市営の市川火葬場に。古い施設でしたがデザイン性が高く立派でした。

  

 いろいろとお世話になった叔母さんを感謝の心とともにお見送り。

久しぶりに会った従兄たちも、お兄さんは定年年齢になったと聞き、驚きとともに時の流れの速さを感じました。

 

 翌日の朝は、清掃センター施設内の路肩の除草要望について、担当の皆さんと打ち合わせを実施。予算の範囲内で作業をしたいと思っているとの回答で、区長さんが喜ぶので、直接連絡してくださいとお願いして、次の打ち合わせに。

 

 市の保存樹木(シダレザクラ)があるお寺の総代役員さんから、老木になったサクラの維持方法などについて現場打ち合わせに立ち会いました。まずは、幹部分の補強と繁茂としてる枝や枯れた箇所の確認について、早急に専門の樹木医さんにお願いしてチェックしてもらい、市対応の部分と自分たちで対処し、市から補助してもらうことなどについての指導を仰ぐこととしました。

 

 とにかく、日々、頑張って動いていきたいと思っています。

地域の皆さんの要望を形にすることは、

  毎年3月は、行政区総会シーズンの真っ最中でもありますが、地元の各地区から出された要望についてもその進捗がわかる時期です。各種要望は、行政側の担当部署内で実施予算をはじめとして様々な視点から精査されます。その結果、要望の通りに形になったり、次年度に継続事業となったりと一定の成果がわかる時です。

   

                                                                                               (水道老朽管更新工事 完了)

 私の地元でも、今年度、実施された事業については、区長さんから地元住民の皆さんに行政区総会の席上などで報告されます。

 

                            (市道幅拡幅改良 完了)

 インフラ整備箇所などは、要望の通りに改修されたところを見ると、速やかに対応してくれた市役所の担当の皆さんの対応に感謝するばかりです。

 また、総会で出された新たな要望については、簡単に受けるばかりではなく、区長さんや役員さんなどとよく打ち合わせを重ねながら、その実現性について検討を進めて行きます。 

 新年度も、新たな要望が手元に届きました。

 

                        (市道のり面防草処理 要望他)

  また、新鮮な気持ちで頑張っていきましょう。

 

令和7年も総会シーズンが始まって。

 先週の3月2日(日)から、地元各行政区の総会が行われており、私も挨拶の機会をいただいております。

 まずは、昨年の市議選のことや4期目の活動目標などをお話し、2月定例会での代表質問の話も。

今年は、市長選もあることから、どのように市政進展に向けて自分の会派が役割を担っていくのかなど話しています。

 その中では、やはり議会の中で、約3分の1を占めることの重責があることから、

何事にも、自分のために働くのではなく地元の地域や市のこれからに、少しでも

役に立てるように、しっかりと自分たちの考え方を示していきたいとの思いを話させていただいています。

 総会の中では、質問や要望の時間も設けていただきますが、安易に了解するのではなく、難しい課題や行政の範疇外のことなどは、はっきりと回答させていただいております。

 市長選についての話題では、市長の地元ということもあり、きついエールを送られることもありますが、やれることはしっかりと進めたいとお話させていただいております。

 自分の立場についても理解していただいていると感じます。

 地元は何につけても本当にありがたいです。

 まだまだ総会は続きますが、自分の思いを話していきたいと思っています。

 先日は、地元の市道側溝の箇所見分もこなし、今日、9日は上神谷地区では、農業用水の通水前に田んぼ周りの素掘り水路について、除草や堆砂物を取ったりする御普請の日でした。

 朝8時から隣組の皆さんとともに午前中いっぱい働きました。

 議会で座りっぱなしの毎日から解放されてよい汗をかきました。

 自宅の庭に戻ると春の花たちが咲いており、何か良い日曜日にうれしくなってしまいました。

 また、かみさんの誕生祝が平日で出来てなかったので、ささやかですが夕食を御馳走してお祝いをしました。

 また、明日から2月定例会が続きます。

 がんばりましょう。

 

 

 

 

 

令和7年2月定例会で代表質問を行いました。

    なかなか忙しく更新できませんでしたが、いわき市議会は、2月20日(木)より、令和7年2月定例会が始まっています。

   このところのお天気は、極端な三寒四温。気温が20度近くまで上がり春の陽気だと思ったら、温暖ないわきで雪が降ったりと、体調維持に気を使う毎日でした。さて、政風会の皆様から代表質問の機会をいただき、内田広之市長をはじめ、執行部に質問いたしました。

質問全文と答弁を掲載したします。(今回は、一括質問・一括答弁です。)

 

   おはようございます。25番 政風会の西山一美です。

    今月上旬に発生した大雪により、会津若松市では積雪量が観測史上最多となるなど、会津地方の各市町村では記録的な雪に見舞われました。大雪による事故などでお亡くなりになられた方に哀悼の意を捧げると共に、被災された皆様におかれましては、未だ大変な状況だと思いますが、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

    大雪が約1週間にわたり続いたことで、会津地方を中心に温泉施設で、約800件以上のキャンセルが発生するなど観光産業などをはじめとした各方面に大きな打撃を与えました。

 私たちが住むいわき市は、比較的温暖な気候ではありますが、今後、あらゆるケースに備えた防災・減災対策についても想定しておかなければならないと思います。

 困難に直面した時、「何かあった時に助けてもらうのは申し訳ない」、「私は何とかなるから大丈夫」と考えることがあると思いますが、本市は東日本大震災を経験し、全国から多くの支援をいただきました。だからこそ、その経験を生かし、災害の時には「あの時はありがとう」、「今度は私たちが」という気持ちで被災された皆さんへ支援し恩返していくことが大切です。

    人づくり日本一を目指す内田市政において、被災者の皆さんへの支援に積極的に取組む本市の姿勢や考え方は大変重要な意味を持つものだと思います。誇りと自信を持って人づくり日本一に取り組んでいくためにも、被災地支援、そして被災者の皆さんの生活再建などについては、これまでと同様、しっかりと取組んでいただくことをお願いして、以下、通告順に従って代表質問を行います。

 大きな質問の1番目は、市政運営の方針についてです

 内田市長は、年頭のあいさつで、市民一人ひとりの幸福度が高い「ウェルビーイングなまち」の実現を目指すという将来像を掲げました。政風会としましても、市民の民意を託された立場から、新たなまちづくりを支援していきたいと考えています。令和7年度は、これまで種まきしてきた様々な取組が実を結び、収穫する時期となります。その果実を糧にさらなる成長へと繋げる、まさに内田市政のこれまでの取組を集大成する重要な年であり、市長の手腕に大きく期待をしています。そこで、まず、1点目として、令和7年度の市政運営に当たっての基本的な方針について市長に伺います。

 2点目は、令和7年度の組織改正についてです。内田市長が目指す市政運営をより円滑に、また、より効率的に実行していくためには、それに見合った組織体制への見直しが必要です。そこで、新年度の組織改正の考え方について伺います。

    大きな質問の2番目は、本市の財政についてです。

 内田市政誕生以来、4度目の予算編成となりました。「いわき再起動」を実感できる成果が求められ、限られた予算を、どのように配分し、政策を重点化していくのかが問われるところです。そこで、1点目として、令和7年度当初予算の特色について、特に気を配った点を含め伺います。次に、昨年11月、我が政風会は執行部に対し、「令和7年度市政執行並びに予算編成に対する要望書」を提出いたしました。この要望書では、山積する課題を踏まえ、市民一人ひとりが、安全・安心に、生きがいを実感して、将来に希望を持つことができる社会を実現するための施策をまとめました。そこで、2点目として、我が会派の要望をどのように予算編成に反映させたのか伺います。次に、人口減少、少子・高齢化が進む中、世界情勢の悪化による経済への影響や、自然災害の激甚化・頻発化などにより、財政を取り巻く環境は一層厳しくなっていくことが予想されます。このような中にあっても、健全な財政運営を図るためには、見直すべき事業は果敢に見直すことにより、新たな政策の原資を生み出すという、いわゆるスクラップ・アンド・ビルドを進めていかなければなりません。そこで、3点目として、今後の財政運営に当たっての基本的な考え方について伺います。

 大きな質問の3番目は、次世代を育てることについてです。

 1点目は、教育に係る取組についてです。今年度の全国学力・学習状況調査の結果分析を受け、昨年8月の教育長記者会見の中で、「主体的・対話的で深い学び」の視点から授業改善に取組むとの発表がありました。

 「主体的・対話的で深い学び」とは、児童生徒に資質・能力を育むために学びの質に着目し、授業改善する取組みを活性化していく視点として、現行の学習指導要領に位置づけられ、市教育委員会では、市内小中学校がこの視点からの授業改善に取り組むことができるよう新たな支援策を進めていると聞いています。 そこで、1つ目として、「主体的・対話的で深い学び」の視点から実施している支援策について伺います。

 文部科学省の「学校基本調査」によれば、義務教育段階の児童生徒数は減少傾向にある一方で、特別支援教育を受ける児童生徒数、特別支援学級数はともに増加傾向にあり、教育現場では新たな特別支援教育体制の整備が必要になっているとされており、また今日、子供たちの多様性を尊重するため、障がいのある者とない者が共に学ぶ仕組みづくりが求められており、そのためにも特別支援教育のさらなる充実が必要と考えます。そこで、2つ目として、本市におけるインクルーシブ教育に係る取組について伺います。令和5年度の文部科学省の調査によれば、日本全国で不登校児童生徒数は約34万6千人であり過去最多を更新しました。また、本市も不登校児童生徒が増加傾向にありますが、不登校児童生徒への支援では、児童生徒の心に寄り添った支援が必要と考えます。そこで、3つ目として、本市における不登校児童生徒に対する取組について伺います。

 近年の社会状況の変化に伴い、学校を取り巻く問題がより複雑化・困難化し、学校現場が抱えるさまざまな課題解決のために、地域と一体となって学校運営を進める仕組みづくりが求められています。本市の教育大綱では、「地域全体で人を育て、誇れるまちいわきをつくる」といった基本理念を掲げ、学校と地域が、顔の見える関係で連携・協働活動を推進していると認識しています。そこで4つ目として、学校を核とした地域づくりの推進に係わる取組ついて伺います。

 2点目は、子育てに係る取組についてです。本市では、7つの地区保健福祉センターに、母子保健コンシェルジュと、子育て支援コンシェルジュを配置し、手厚い体制で子育て支援を行っています。また、今年度は、母子保健機能と児童福祉機能を統合したこども家庭センターを新たに設置し、相談支援体制の充実強化を図ってきました。しかしながら、今なお支援を要する家庭が多く存在する中、こどもたちを誰一人取り残さずに育てていくためには、多様なニーズや課題に対する支援体制の更なる充実を図る必要があります。そこで、1つ目として、安心して子育てできる環境づくりに向けた取組について伺います。2つ目として、こどもが健康に育つための支援について伺います。3つ目として、保育士の確保に向けた取組について伺います。

 令和5年12月に閣議決定された「こども大綱」では、こども・若者が権利の主体であることが明示されました。市では、新たに「市こども計画」を今年度中に策定すると聞いています。「こどもまんなか社会」の実現に向けて、こども・若者の権利の理解を深めることや、こども・若者が意見を表明できる機会を確保することなど、こども・若者の人権尊重が非常に重要だと考えます。そこで、4つ目として、こども・若者の人権が尊重される社会の推進について伺います。

 3点目は、担い手に係る取組についてです。人口減少が進む中、近年、地方では、人口が増加している首都圏から、地域の担い手となる移住者を呼び込もうとする競争が激化しています。本市も、将来にわたり活力を維持していくため、移住希望者のニーズに合った実効性のある移住・定住施策を展開し、地域の担い手を確保していく必要があると考えます。そこで、1つ目として、移住・定住の促進に向けた取組について伺います。

 本市の活力を維持していくためには、市外から人を呼び込むだけでなく、グローバルとローカル、両方の視点で活躍できる「グローカルな人材」を市内で育成することも重要だと考えます。このため、昨年12月に開設した「国連ユニタールCIFALジャパン国際研修センター」には、今後の事業展開について、大いに期待をしています。そこで、2つ目として、本市の次代を担う人材を育成するための、主な取組について伺います。

 次に、関係人口についてです。「関係人口」とは、地域と多様に関わる人々を指す言葉で、具体的には、市外に在住するいわき出身者の方をはじめ、いわきが好きで何度も訪れてくれている方など、いわきへの親しみや想いが深く、いわきを応援してくれている方々が挙げられ、関係人口の創出は、地域づくりの担い手や、将来、いわきへの移住につながることなどが期待されています。そこで、3つ目として、今後の関係人口の創出に向けた取組について伺います。

 大きな質問の4番目は、命・暮らしを守ることについてです。

 1点目は、防災に係る取組についてです。市長は、就任当初から、「逃げ遅れゼロ」「災害死ゼロ」を市政の最重要施策に掲げています。こうした中、様々な団体、企業等との災害時の連携強化を進めてきており、その中には、防災分野において世界的にみても非常に高い評価を受けている、東北大学災害科学国際研究所とも連携協定を締結しています。一昨年の台風第13号による被災においても、様々な有益な提言をいただきました。高い知見を持つ同研究所とは、今後より一層の連携強化を図ることが、本市の防災・災害対応力の向上に貢献するものと思います。そこで1つ目として、東北大学災害科学国際研究所と連携した今後の取組についてどのように考えているのか、伺います。

 次に、災害はいつやってくるか分かりません。まず、災害発生の危険を予測し、適切に対応する、いわゆる「災害対応のじぶんごと化」が大切です。そして、そうした意識を自然と持つためには、小中学生の早い時期からの防災教育が重要だと思います。そこで2つ目として、小中学校における防災教育の取組について伺います。次に、防災・減災に向けては、日々進化している防災システムを活用して、可能な限り被害を少なくしていくという視点も大切だと考えます。特に、河川の氾濫や越水は大きな被害をもたらすことから、現在も、県の河川流域総合情報システム等により、河川水位情報が提供され、水防対応などに利用されています。そこで3つ目として、防災業務に関する新たなDXの取組について伺います。

 次に、災害に対しては、「自助」「共助」「公助」の力を結集して対応していくことが必要です。本市では、これまで年2回の市総合防災訓練をはじめ、自主防災組織や登録防災士の育成など、「自助」や「共助」の力を高める取組を進めてきています。また、「公助」の取組としては、職員の災害対応力向上のための市災害対策本部訓練等の実施や、時代の変化に合わせた非常用備蓄品の見直し等を進めてきましたが、高齢化・人口減少が進む中にあっては、より一層充実させていく必要があります。そこで4つ目として、市民の生命・財産を守るための後ろ盾となる「公助」のさらなる取組について伺います。

 次に、近年、激甚化・頻発化する自然災害の状況から、消防団の役割は非常に大きくなっています。しかしながら、全国的に消防団員数は減少傾向が続き、本市においても、令和6年4月1日現在で、条例定員3,200人に対し、実数は2,926人と定員を大きく下まわっており、地域防災力の低下が懸念されます。そこで5つ目として、消防団の強化に向けた改革について伺います。

 2点目は、医療・健康に係る取組についてです。

 内田市長は、就任以来、医師の確保を市政喫緊の課題として取り上げられ、積極的に取り組んで来られました。その結果、市内の医療施設に従事する医師の数は、国の統計によれば、575人でしたが、令和4年12月31日時点では596人となり、この2年間で21人増加したとのことです。市長も、昨年6月の記者会見で明らかにされていましたが、この2年間の医師の増加率は、中核市60市中、10位と高い伸びを示し、市内の医療関係者の皆様と市が一体となった取組の成果があらわれていると認識しています。一方、人口10万人当たりの医師数を見てみると、全国平均が262人、本市は183人で、全国平均の約70%となっています。こうした中にあっても、今後も継続してさらなる医師確保に取り組んでいく必要があると考えます。そこで1つ目として、この現状をどのように捉え、今後どのように医師確保に取り組んでいくのか伺います。

 次に、救急医療体制についてですが、先月公表された救急患者搬送状況によりますと、119番通報から病院収容までの所要時間は、令和6年が51分38秒で、令和5年との比較で1分17秒、令和4年との比較では3分43秒短縮したとのことであり、関係者の皆様の努力に感謝したいと思います。救急搬送時間の短縮は、患者の命を救うことに直結するもので、そのためには、患者を受け入れる体制の強化も必要と考えます。そこで2つ目として、市では、救急搬送患者の受入体制の強化について、どのように取り組んでいくのか伺います。

 医療センターは、市民の生命を守る最後の砦として、地域完結型医療を目指し、その役割を果たしていく必要があるものと認識しています。このため、経営強化、高度急性期医療の更なる充実、救急体制の強化等について会派要望をさせていただきましたが、現在、医療人材の確保や、働き方改革への対応に加え、昨今の物価高騰による費用増大への対応など、更なる経営努力が必要になると考えています。そこで3つ目として、これらを踏まえ、今後、医療センターが地域医療において果たすべき役割について、病院事業管理者に伺います。

 3点目は、暮らしに係る取組についてです。

 ライフスタイルの変化、地域への関心やつながりの希薄化などにより、本市でも自治会加入率が年々減少している状況であり、住民自治の基礎単位である自治会の活動停滞は、地域の活力低下にもつながり、市では、自治会の地域づくり活動を支援する新たな取組を進めると聞いています。そこで1つ目として、新年度から新たに取組む「自治会活性化応援モデル事業」について伺います。

 我が国では、高齢化や人口減少による担い手の不足、地域・家庭・職場といった人々のつながりや支え合いの基盤が弱まってきており、こうした社会構造や人々の暮らしの変化も相まって、福祉ニーズも複雑化・複合化していると言われています。このような中、国においては、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会、いわゆる地域共生社会の実現を目指すとしています。そこで2つ目として、こうした状況を踏まえ、本市では、地域共生社会の実現に向け、どのように取組んでいくのか伺います。次に、「動物と共に生きる社会」を実現するために、動物の適正な保護管理と愛護啓発の拠点となる施設が必要だと考えます。そこで3つ目として「(仮称)動物愛護管理センター」の整備について今後どのように取組んでいくのか伺います。

 近年、地震や浸水による大規模な災害が全国各地で頻発し、市民生活や地域経済活動に欠かすことができない水道水が断水となる事象が発生しています。本市では、「いわき水みらいビジョン2031」に基づき、計画的に対策を実施しているところですが、安全で安心な水道水を、日々、途切れることなく提供するためには、施設の強靭化を着実に進める必要があります。そこで4つ目として、水道施設の強靭化について、主な事業の取組状況を伺います。

 本市は、他市と比較して給水区域面積が広いため、施設数が多く、管路延長も長いという特徴があり、水道施設の整備には、多額の資金が必要です。その一方で、人口の減少に伴い、給水収益が減少傾向で、収支均衡を図るためには、水道料金をはじめとした収入の確保や施設の維持管理費の縮減など、事業経営の効率化が求められます。そこで5つ目として、水道局の持続可能な事業経営について、今後どのように取組んでいくのか伺います。市民の暮らしを支える重要なインフラとして、水道施設のほかに下水道施設もあります。本年、1月28日に埼玉県八潮市で、下水道管の破損に起因すると考えられる大規模な道路陥没が起き、トラック1台が巻き込まれるとともに、約120万人に下水道の使用自粛が呼びかけられるなど、市民生活に大きな影響がありました。本市の下水道管も、今後、老朽化、腐食等が進めば道路陥没等により市民生活に大きな影響を与える可能性があり、計画的な維持管理の実施が重要だと考えます。そこで6つ目として、下水道管路施設の安全性の確保について、どのように取り組んでいるのか伺います。

 大きな質問の5番目は、まちの魅力を高めることについてです。

 1点目は、まちに係る取組についてです。本市のまちづくりは、人口減少下においても都市機能やまちの活力を持続可能なものとするため、「第2次都市計画マスタープラン」及び「立地適正化計画」に基づき施策を進めています。また、「いわき駅周辺地区」においては、本年1月には「いわき駅並木通り地区第一種市街地再開発事業」の落成式が開催されるなど、今後、まちなか居住の促進やさらなる魅力の向上が期待されます。

 さらに、本市は、都市部から中山間地域まで多様な地域性を持つ広域都市であり、各地域が抱える課題を的確に捉え、それぞれの特性に応じた、魅力あるまちづくりが求められます。そこで1つ目として、いわき駅周辺の市街地整備状況と今後の進め方について伺います。次に、本市では、令和5年2月に「里山の暮らしを支える地域づくり方針」を策定し、中山間地域の活性化に向けた取組を進めています。川前地区では「小さな拠点おおか」を開設するなど、中山間地域の活性化につながる実績も着実に積み上げていると思いますが、方針策定から2年が経過し、見えてきた課題等もあるのではないかと思います。そこで2つ目として、中山間地域の活性化に向け、これまでの取組から見えてきた課題等を踏まえた今後の進め方について伺います。

 次に、市では、あらゆる世代が暮らしやすい、サスティナブルなまちづくりに向けて、デジタル技術を活用しながら、地域課題の解決を図る「スマートシティ」の取組を、官民共創のもと推進することとしています。 

 この事業は、いわきニュータウンをモデル地区に、民間活力を導入し、スマートサービスの実証・実装を展開するもので、この事業で得られた知見が、市内の他地域へ横展開されることを期待しています。そこで3つ目として、スマートタウンモデル地区推進事業の現状と今後の取組について伺います。次に、人口減少等に伴い、全国的に空き家の数が増え続けている状況にあることから、多様化する空き家問題の解決に向けた対策等の推進が求められています。市内でも、今後、適切に管理されていない空き家等の増加が懸念されるため、危険な状態にある特定空家等への対応を着実に進めると同時に、空き家化の予防に係る対策の充実や「空き家バンク」の利用促進による、中古住宅市場の拡大にも取組んでいくことが重要だと考えます。そこで4つ目として、本市のこれまでの空家等対策の取組と今後の方向性について伺います。

 次に、2点目は、環境・GXに係る取組についてです。

 市は、2023年11月にいわき市脱炭素社会実現プランを策定し、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという削減目標とロードマップを掲げて取組んでいます。地域での脱炭素社会を実現することは、地域課題を解決し、地域の魅力と質を向上させ、地域創生に貢献することにつながります。そこで1つ目として、脱炭素社会の実現に向けた今後の取組について伺います。次に、脱炭素社会の実現に向けては、資源循環の視点に立った取組みが必要だと考えます。そこで2つ目として、本市における循環型社会の実現に向けた今後の取組について伺います。

 3点目は、地域交通の取組についてです。広大な市域を持つ本市では、市民の移動の多くは、自家用車が中心となっているのが現状です。市民が自家用車に依存することなく、公共交通により安全に移動できる環境を確保することは重要な政策課題であり、市内各地域における公共交通を確保・充実していくことが求められています。そこで1つ目として、本市の地域公共交通政策にかかる基本的な考え方について伺います。

 次に、市内の路線バス事業者は、深刻な運転手不足や利用者の低迷等に伴う慢性的な赤字経営により、昨年4月に路線廃止も含めた大規模なダイヤ改正に踏み切りました。このダイヤ改正は、本市の公共交通の危機的な状況を鮮明にし、大きな衝撃を与えるとともに、路線バスを利用する多くの市民の日常生活に深刻な影響を及ぼしました。2つ目として、バス路線廃止後の対応状況と今後の取組みについて伺います。

 次に、三和、田人地区で取組みが進められている住民ボランティア輸送や、昨年から運行が開始された川前地区の公共ライドシェアは、長年、公共交通空白地となっていた地域の交通弱者を中心とした住民の足として、欠かせないものと考えています。そこで3つ目として、今後、公共交通不便地域における移動手段の確保についてどのように進めていくのか伺います。

 大きな質問の6番目は、豊かさを創ることについてです。

 全国的な少子高齢化や人口減少の急速な進展など、先行きが不透明な状況となっており、本市でも、若年層が進学や就職を機に市外へ流出するなど、今後も企業の人手不足の状況が続くと考えられます。

 そこで、1点目は産業についてです。まず1つ目として、市では産業人財の確保・育成について、どのように取り組んでいるのか、基本的な考え方について伺います。本市の基幹産業のひとつである製造業においても、労働力不足に加えて、円安に伴う輸入原材料価格の高騰や脱炭素社会への対応が求められるなど、極めて不透明な環境におかれています。こうした中で、国では経済安全保障の観点から、国内サプライチェーンの強靭化を推進しています。本市でも、こうした企業投資の国内回帰の流れを捉えて、魅力的な企業の誘致に取組み、市内製造業の長期的な競争力の維持、発展につなげていくべきと考えます。そこで2つ目として、今後の企業誘致の取組について伺います。

 次に、地域経済の更なる振興に向けては、重要な産業インフラである小名浜港を有効に活用するとともに、さらなる機能の高度化に取組むことも必要です。また、小名浜港は地域の賑わいを創出する拠点となっているほか、災害時には、物資供給を支える拠点となることも期待されています。3つ目として、この「いわきの強み」ともいえる、小名浜港の機能充実に向けた考えについて伺います。

 2点目は、農林水産業についてです。本市は、豊かな自然環境のもと、品質の高い農林水産物を産出しています。しかしながら、本市農林水産業は、全国的な問題である担い手不足に直面しており、担い手を確保していくためには、収益性が高く、魅力的で、稼げる農林水産業に向けての具体策の実施が必要であると考えます。そこで1つ目として、稼げる農林水産業の実現に向けた基本的な考えについて伺います。 

 次に農業についてです。担い手の高齢化や後継者不足など、本市が抱える課題に対応し、農業を魅力的な稼げる産業にしていくためには、経営のさらなる合理化を進めていくことが有効な手段の一つと考えます。そこで2つ目として、本市で農業を推進していくためにどのような取組を行っていくのか伺います。

 次に林業についてです。本市は、面積の約7割を森林が占め、県内でも有数の森林資源を有しています。この資源を有効活用し、本市林業を成長産業に転換するためには、担い手の確保や木材の安定供給体制の確保など様々な課題に対応していく必要があります。特に、市産木材の利活用をより積極的に進めていかなくてはならないと考えます。そこで3つ目として、稼げる林業の実現に向けた市産木材の需要拡大の取組について伺います。

 次は水産業についてです。本市では、平成27年10月から市内で水揚げされる魚介類や水産加工品、さらには、それらに携わる水産関係者を「常磐もの」として地域ブランド化し、安全性の発信や認知度向上、販路拡大に向けたプロモーション活動を展開しています。そこで4つ目として、これまでの取組を踏まえ、「常磐もの」のブランド力強化と販路拡大に向けてどのように取組んでいくのか伺います。

 3点目は、観光・文化・スポーツについてです。

 本市の観光産業は震災からの立ち直りを図っていたものの、新型コロナの影響で再び大きな打撃を受けることとなりました。改めて観光産業の立て直しに向け、戦略を再構築するとともに、宿泊を伴う誘客やイベント・文化・スポーツの開催による集客効果を発揮できるような、さらなる地域経済支援が必要だと思っています。そこで1つ目として、観光産業の再生に向けた施策について伺います。

 円安などの影響により、国内における外国人観光客数は過去最高を記録しており、この状況は引き続き、継続するものと思われますが、一方で地方への分散化は課題とされ、国においてはインバウンドによる経済効果を全国に行き渡らせるため、各種の対策を取っています。そこで2つ目として、インバウンド誘客の取組について伺います。石破首相は先ごろの施政方針演説で、都道府県域を超えた広域連携の新たな枠組みである「広域リージョン連携」を強力に推進すると述べ、自治体が他の自治体とのつながりを最大限生かせる最適な体制を築くとしています。そこで3つ目として、近隣自治体等と連携した観光誘客への取組について伺います。

 現在、J2に所属するいわきFCは、昨シーズンを9位で終えるなど飛躍の一年となりました。さらに、ホーム戦での入場者数も年々増加を続け、市内でも大きな盛り上がりを見せています。今後は新たなスタジアム建設など、市民の関心はより高まるものと思われます。そこで4つ目として、いわきFCと連携した交流人口拡大の取組について伺います。

 大きな質問の7番目は、構造改革の取組についてです。

 市では、令和4年度から3年間を集中改革期間として構造改革に取組んでおり、「いわき版骨太の方針」に基づき、様々な切り口から改革を進めていると承知しています。本市においても、社会環境が大きく変化していく中、行政も変わっていかなければなりません。より市民が便利になるようサービスを変えていく、より効率的に業務を行えるよう仕事のやり方を変えていく。そうした改革は待ったなしです。集中改革期間も今年度で一旦の区切りとなりますが、1点目として、これまでの取組の評価・受け止めについて伺います。

 2点目として、集中改革期間後の進め方について伺います。

 次に、公共施設の最適化についてです。公共施設については、近年、全国的に老朽化などが進み、地方自治体にとって、持続可能なまちづくりを進めるうえで、大きな課題を抱えるテーマとなっています。そのような中、市では令和4年3月に、公共施設等総合管理計画を改定し、施設の維持管理や保全に関するルール、コストに焦点を当てた目標が、新たに設定されました。そして、昨年5月には、総合管理計画の考え方に基づき、個々の施設ごとの今後の方向性を示すものとして「個別施設計画」が公表されたところであり、市ではここ数年、この問題に対し精力的に取組んできたと感じています。そこで3点目として、公共施設の最適化に向けた取組についての現状認識について伺います。

 次に、市の入札制度についてです。昨年、水道局では、工事の設計単価に誤りがあったにもかかわらず、落札者が最低制限価格と同額で落札した事案が発生したことを受け、「設計単価の誤りによる工事契約解除に係る調査確認委員会」を設置し、調査確認結果及び必要な改善措置の提案を盛り込んだ報告書の提出を受けています。また、市でも、工事の入札について情報漏洩を疑われる事案が発生するなど、事業者や市民から疑義や不信感を抱かれる状況が生じていることは、由々しき事態と認識しており、制度面での改善など、市として組織全体で取組んでいく必要があると考えます。そこで4点目として、適正な入札制度の確立について、どのように取組むのか伺います。

 大きな質問の8番目は、市長就任からこれまでの市政の総括についてです。

 内田市長は、就任されてから4年目を迎え、1期目の総決算の年となります。「いわきを再起動させる」との強い決意を固め、「人の力を伸ばせば無限大の力が発揮できる」という信条のもと、就任以降、「人づくり日本一」の実現を目指し、積極的に新たな取組に挑戦するともに、様々な改革にも果敢に取り組まれてきました。私は、復興途上のいわき市に新たな視点で様々な事業を展開してきた内田市長の手腕そしてその実績を、高く評価させていただいておりますが、市長本人はどのようにこの4年間を総括しているのでしょうか。そこで、まず1点目として、これまで取り組まれてきた事業の実績について伺います。

 答弁(市長) 事業実績についてのお質しにお答えします。

 医療については、令和2年から2年間で21人の医師 を確保したほか、まちの拠点・であるいわき駅に直結する医療施設として、いわき駅北口開発に伴い移転する 「松村総合病院」の整備を支援しています。産業では、本社機能6件や工場等誘致17件というように、 企業誘致に取り組み、新たな雇用を創出しました。

 防災では、一昨年の台風13号の際に災害廃棄物の処理方法など、課題は残ったものの、迅速な対応ができました。教育では、学力向上チームと学校の連携による学力向上策の推進などに取り組み、本市の学力と全国平均との差を縮めるなど、学力の改善に努めています。また、特別教室へのエアコンの設置やすべての 小中学校のトイレ洋式化に取り組み、教育環境の充実を進めています。

 子育てでは、出産・子育て応援金10万円や出産育児一時金50万円の支給、第3子以降の給食費の無償化、更には来年度からは中学生の完全無償化などに取り組み、誰もが安心して子育てができる環境を整えているところです。

 まちづくりでは、常磐地区や四倉地区における市街地再生整備を推進したほか、中山間地域等での各地域の実情に応じた交通確保のための実証•導入や、中山間地域を支援する新たな財源を確保するための基金の創設などに取り組み、まちの魅力を高めるとともに、持続可能なまちづくりを推進しています。

 更には、日本初の「CIFALジャパン国際研修センター」に加えて、「多文化共生センター」を設置するなど、若者や女性が活躍する国際的なまちづくりを見据えた取組みも進めているところです。

 2点目として、これまで取り組んできた事業への自己評価について伺います。 

 答弁(市長) これまで取り組んできた事業への 自己評価についてのお質しにお答えします。

 私が市長に就任してから、本市の長年の懸案に向き合い、少しずつ進化しています。

 医療では、令和2年からの2年間で21人の医師確保。産業では、本社機能6件なと、の企業誘致と 雇用の創出。防災では、一昨年の水害時の迅速な初動対応。また、教育では、学力の全国平均との差の縮小。子育てでは、出産・子育て応援金10万円の創設。さらには、まちづくりでは、常磐地区や四倉地区の市街地再生整備計画の公表、そして、 国際的な都市にすべく、日本初の「CIFALジャパン国際研修センター」創設なども進みました。こうして、少しずつ、一定の成果は出てきているものと考えています。しかし、どの分野もまだ、 改革や前進の途上であると自己評価をしています。

 まもなく1期目の任期が満了を迎えることとなりますが、さらなる市政発展のために、引き続き、市政のかじ取りをしていただきたいと強く望んでいます。一方で、この厳しい局面を打開するためには、相当の覚悟を持った大きなチャレンジも求められてくると思います。例えば、先日、石破首相は、「防災庁」など、政府機関の地方移転も含めた「地方創生2.0」を強力に推進することを表明されました。地元の新聞でも、福島から声を上げるべし、との論調が展開されています。そこで、3点目として、このような視点も含め、今後の展望について、内田市長の決意のほどを伺います。

答弁(市長) 今後の展望についてのお質しにお答えします。

 只今、答弁申し上げましたとおり、これまで進めてきた個々の政策は、まだ改革や前進の途上です。したがいまして、更なる市政発展のため、引き続き、2期目に向けて、9月の市長選挙に挑戦したいと考えています。

 過去のいわき市政では、市長は、1期や2期という短い任期で終わってしまうことが多かったと思っております。しかし、それでは、いわき市の発展は難しいと考えております。他の中核市と比べて、本市の課題が多い理由は、 そういったところにも背景があると思っております。 したがいまして、1期で市長をやめるという 選択肢は全く考えていません。

 また、議員ご指摘の「防災庁」の地方移転に関しては、いわき市として、手を挙げて誘致活動に向けて、進めていきたいと考えております。

 これまで、東日本大震災以降、本市の度重なる災害で日本全国からお受けしたご支援を、いわき市という一地方都市から、全国に恩返しをしていきたいと考えています。

 そして今後、私の2期目に向けては、只今、申し上げた防災庁のいわき市への誘致に尽力しますとともに、今議会には、中学生の給食費無償化の予算案を出させていただいていますが、その次の段階として、小学校も含めた給食費の完全無償化を進めていきたいと考えております。

 そして更には、今後10年間で医師100人を確保する計画などを進めたいと思っています。 

(第二演壇)

 まずは、教育環境の充実の中で、学校給食費中学生無償化事業が当初予算に盛り込まれたことは、食材費高騰分の公費負担などの支援にも増して、さらに子育て世帯の力強いサポートになるものと高く評価をし、大いに期待をするところです。次に、災害に対しては、「自助」「共助」「公助」を結集して対応することが必要であり、市長が目指している「逃げ遅れゼロ」「災害死ゼロ」という重要施策に対して、東北大学と連携し、「災害のじぶんごと化」を進めることや、「公助」の力をさらに高める様々な取組に対し、引き続き、強化を図っていくという心強い答弁もありました。しかしながら、「公助」には限界があることも事実です。

 自治会や自主防災組織、防災士そして消防団員など様々なリーダーを中心に、自分の地域は自分たちで守る「地産地防」の考え方で、「共助」の力を深化させ、「地区防災計画」の趣旨、そして計画に定めた内容を市民にしっかりと理解をしていただきながら、災害時にコミュニティレベルで自発的に行動できるようになっていくことこそが広域な本市では重要です。「ウェル・ビーイングなまちづくり」の実現に向けて、しっかりとした舵取りと、多様なニーズに対応した事業の展開そして推進をお願いいたします。また、内田市政1期目の総括そして2期目への強い思いを伺うことができました。市長といえば、「教育」というイメージから、教育一本やりのプロフェッショナルと思った市民もおられました。しかし、この4年間の実績を見れば、何事にも精通したオールマイティな人物であると広く理解されたものと思います。内田市長には、引き続き、市政のかじ取りを大いに期待いたします。

 最後に、議場におられる部長の皆さんは、多くの方が、来年度も市職員として勤務されることと思いますが、部長という役職は、今年度末で一区切りとなります。これまで各分野のトップとして、市政進展のため責任を果たされて来られましたことに感謝と御礼を申し上げます。

 それでは、これまでの丁寧な答弁を了といたしまして、私の代表質問を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

 

 

令和7年の活動も、いつも通りに。

 今年の干支、巳は脱皮をすることから、新たな変化が起こる年といわれており、古くは大化の改新が起きた年もこの干支だったそうです。良い意味で、何かと新しい動きがおこることを願いながら着実に進んでいこうと思います。

 元旦の午前中は、息子と二人で地元住善寺に年始のご挨拶。ついでに墓所をお掃除してきれいにしました。

 二日は、恒例の澤村神社元旦祭及び正月祈願祭が斎行され、矢吹県議とともにご挨拶を。

 内容は、「皆様、あけましておめでとうございます。本日は、澤村神社様元旦祭並びに正月祈祷祭の斎行、誠におめでとうございます。また、お招きをいただきありがとうございます。

 小川江筋が1650年代に開削されて以来、約380年という長い時が過ぎています。定期的に長寿命化事業などの改修工事を実施しながら、施設の維持管理を続けておりますが、近年、大雨による内水氾濫の被害により多くの皆さんが被災される災害が発生しており、流域約30キロの小川江筋でも、この澤村神社様近くの泉崎地内や馬目地区などにおいて壁面の崩落などを含め大きな被害がありました。

 これらは、土地改良区の役員の皆様の素早い対応により、県・市の担当部署と改良区が連動し、県への要望などは矢吹県議、市関連では私もサポートさせていただき、通水期までにはしっかりと復旧がなられるように動いています。

 近年の農業を取り巻く環境、特に稲作の営農環境は年々厳しくなっております。澤村侯は小川江筋の開削を目標としたのではなく、その用水を利用してしっかりとした営農環境を作り、次世代に引き継いでいくことが目的で、私たち受益者がその遺徳を踏まえ、農業を止めることの無いように活動していくことが大切であると思います。

 このところの不安定なコメ価格や農業担い手不足等の課題など、個人の力ではなかなか解決しづらい時代、政治の力がより求められていると思います。国でやるべきこと、県議や市議に対する意見・要望等も大変多くなっていて、国においては、課題解決の一つの方法として、「土地計画」に基づく大規模ほ場の整備での効率的な営農活動などの実施も想定されています。その現場での司令塔である土地改良区の役割が非常に重要となることは疑いようがありません。支えていただいている役員の皆様はじめ、澤村神社に関係する皆様のますますのご指導ご協力をお願いするところでもあります。

 私自身も、市議として皆様とともにしっかり勉強してまいりますので引き続きのご指導をお願い申し上げます。

 結びに、澤村神社様のますますのご繁栄、本日ごお集りの皆々様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」

 いつになく穏やかな日で、高台にある神社でも無事斎行に参列することができました。

 三日は、中塩熊野神社歳旦祭にお招きいただき、直会で一言ご挨拶を。

 中塩地区は、山王田川と新田川に囲まれ肥沃な土地ですが、私の住む神谷と同じように、稲作を担う後継者の問題があると聞いていますので、皆さんと一緒にその対応について取り組んでいきたいとお話させていただきました。

 

 今日は、午前10時よりいわき市公設地方卸売市場初市式に市議会産業建設常任委員会のメンバーがお招きいただき参加しました。

 内田市長の開設者挨拶、永山市議会議長の来賓挨拶があり、手締めが行われて今年最初の取引が始まりました。

 昨晩の雪もあり、寒い中でしたが活気のある初市式となりました。