3月も半ば、いろいろと地元行事が再開しています。中学校の卒業式にも参加しました。

 先週の9日(木)に、22日間開催された2月定例会が閉会しました。

 ここ3年ほどは、新型コロナの影響で、地域行事等がほとんど中止の状態でした。

 今年は、感染者数の減少に伴って、制限が緩和され、卒業式をはじめとした各種行事が再開することとなり参加をしました。

 

満開の梅の花

 庭に咲く梅の花は、12年前の大震災がなかったかのように変わらず、素晴らしい花を咲かせています。

 

 3月11日の午後2時45分から、いわきアリオスにおいて追悼式が行われ、市会議員の一人として出席しました。まず、震災の時間に合わせて黙祷を行い、内田市長と大峯議長が追悼の言葉を。

 その後、来賓そして、参加者の皆様が献花を行いました。

 それぞれの皆さんが、当時の事柄やその後の12年間の想いを胸に秘めながらの式典であったと思います。

内田市長が追悼の言葉を

 3月5日から地元関連の行政区総会が順次、実施されており、議員活動の報告方々挨拶してくれとのオーダーもあり、大変ありがたく参加させていただいております。

 12日(日)は鎌田地区での総会があり、矢吹県議と共に、議員活動報告をさせていただきました。

 

 鎌田地区は、夏井川、国道、常磐線市営住宅、教育施設、農地などなど、多様な形態を持つ地域であり、例年、たくさんの意見や要望がある行政区です。今回は、役員改選もあり、これまでの御礼もかねて、出席させていただきました。

 その中で、県議と連携して実現できた国道399号法面の防草シート貼り工事の報告や側溝関連そして、急傾斜防止対策事業などについて、お時間をいただき、お話をさせていただきました。

 

 3月13日(月)は、母校であるいわき市立平第二中学校の75回目の卒業式。

 もしかすると、私が平二中生になって年から、ちょうど50年かもと思ったりして。

いわき市立平第二中学校 第75回卒業式

 今年の卒業生は、3歳での東日本大震災。ここ3年は、コロナ禍という環境の下、大変だった卒業生101名。本当に素晴らしい卒業式でした。

 私自身も、ここ数年はコロナ拡大防止の観点から、なかなか中学校に行くことも躊躇するような状況でしたので、式前に校長室での校長先生、PTA会長さんとの学校関係のお話は、これからの早い時期に実現に向けて具体的に動いていきたいと思っています。

 

 卒業後は、それぞれの道を歩むことになる皆さんですが、願わくば、将来は、いわきとかかわって生きていってほしいと改めて思うところです。

 今回、お招きいただきましたが、祝辞を述べる機会がありませんでしたので、紙面でお祝いします。


 祝     辞

 皆様おはようございます。いわき市議会議員の西山一美です。
 春の暖かな日差しが、ここ鎌田「みその」の地に集うすべての皆様のもとにやさしく、そして等しく注がれています。

 伝統あるいわき市立平第二中学校の卒業を迎えられました卒業生の皆さん、誠におめでとうございます。今日の佳き日に、一言、はなむけの言葉を述べさせていただきます。 

 現在、いわき市を含む福島県浜通り地域が飛躍的に進化する国家プロジェクトが進んでいます。

 「世界が注目する浜通りの再生を目指して」という目標のもと、浜通りの地域経済復興のため、新たな研究産業拠点を整備し、世界に誇れる新技術や新産業を創出することで、技術革新による産業基盤の再構築を図り、魅力あふれる地域再生を実現する「福島イノベーション・コースト構想」が、着実に前へと進んでいるところです。

 この4月には、中核的拠点である、「福島国際研究教育機構(F‐REI)」も開設され、今後、世界中から、多くの研究者をはじめとする関係の人たちが、この浜通り地域に集まることが期待されています。

 いわき市は、20世紀前半、常磐炭田から石炭を産出し、京浜工業地帯などに石炭を供給しながら、日本の近代化が進むのと同じように国内のエネルギー産業発展を支え、現在まで、東北の雄として君臨してきました。いわきの明日を担う皆様方には、将来いわきで働き、生活しながら、さらなるいわきの発展に尽力される人財となっていただきたいと願っています。

 そのためには、今を生きる私たちの責任において、誰もがここで活躍できる社会環境づくりに努めなければならないと強く思っています。

 さて、皆様は歴史と伝統あるここ平二中に入学以来、コロナ禍の中で、いろいろと制限があった中ではありますが、学習やスポーツあるいは部活動にと一生懸命励まれ、本日めでたく卒業の日を迎えました。

 入学時から今日までの3年間の中学校生活を振り返ってみますと、皆様は数多くの貴重な体験をし、かけがえのない数々の思い出を作られたと思います。

 楽しかったことや嬉しかったことあるいは、つらかったことを経験して、慶びに満ちた今日の日を迎えたことと思います。それには、いつも変わらぬ愛情を注いでくれたご両親やご家族をはじめ、いつも見守ってくださいました地域の方々、そして何よりもあたたかく、時には厳しくご指導をしてくださった、校長先生はじめ二中の先生方のご支援・ご指導があったからだと思います。
 また、絶対忘れてはならないのは、机を並べて3年間過ごした同級生、仲間の存在です。これからの進路はそれぞれに異なるかと思いますが、これから先も同級生同士で助け合うことがたくさんあるかと思います。これからも変わらず、お互いを理解しあって、さらに友情を深めていっていただきたいと願っています。
 本日のこの感激を忘れることなく、これまで学んできたことを礎とし、さらに知見や経験を重ね、他人を思いやる優しい心や感動する心などの豊かな心をあわせ持った「ふるさといわき」にとって、かけがえのない人財として大きく成長されることを心から期待いたします。どうか何事にも全力で取組む人になってください。

 保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。卒業という節目に当たり、心からお祝い申し上げますとともに、卒業生の皆様の洋々たる前途に幸多いことを、そして一層の飛躍をご祈念申し上げ、私の祝辞といたします。

 令和5年3月13日 

 いわき市立平第二中学校 第25代PTA会長

 いわき市議会議員                        西山 一美