令和3年12月定例会が16日に終わりました。
定例会最終日に、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策である子ども一人当たり10万円給付に関する補正予算案が上程されました。当初、今月5万円、来年3月いわゆる年度内に5万円を給付する予定でしたが、新型コロナ感染症の影響が長期化する中、子育て世代は年末年始の出費がかさむ時期で早急に配分する必要があることから、議会に対して現金10万円一括給付の補正予算案が提出され全会一致で可決しました。これにより本市は27日から順次対象世帯に給付が行われることとなります。速やかな対応を求める子育て世代の皆さんの声を的確にとらえた市長をはじめとした行政の対応、そして議長をはじめとした本議会の動きがうまくかみ合っての早期実現だと思います。
さて、議会の動きと並行して各地域からの要望に対する箇所見分による現地確認なども進めています。
12月に入ってからの大雨はあまり経験をしたことがありませんでしたが、今回の大雨では、市内のあちこちで枯葉等の側溝内停滞による冠水が発生しました。写真は郷ケ丘地内公園の落葉等による冠水防止対策の相談でした。
現地確認を実施し、担当と打ち合わせ、公園緑地課と道路管理課双方により、ためマスの設置など今後の対応を協議することとなりました。
次も、やはり大雨時の問題で用水路に流入する支流水量が、用水路の本流の勢いに負けて合流部付近で発生するバックウォーター現象の対応についての相談です。
現地調査を行った結果、この用水路だけでも合流箇所はかなりありますが、特に民家等の近接箇所については逆止弁的な工作物の設置が必要ではないかと関係地権者の皆さんに説明しました。これから関係部署等との調整を進めていきたいと考えています。
12月最新の現地調査は、市管理施設の未利用部分についての払下げを前提にした維持管理に関する対応です。早朝、雪交じりの強風の中、地域の皆さんと一緒に箇所見分を行いました。
近接地域において、農地へのイノシシ被害や草刈り作業などの維持管理の課題があり、地元関係者の皆さんから、未利用地払下げについて相談を受けました。
民間企業に委託管理をお願いしている関係からいろいろと課題があると思われますが、未利用地であれば、効率的な土地利用について最善の方法を探る必要があります。
地域の皆様からの要望は、しっかりとその内容を確認・調査して実現の可能性について、方向性を示していくことが求められていると考えています。