毎年、10月1日は地域の幣束祭りと北西に連なる裏山に祭られている祠に一年の豊作をお伝えする七社まいりが行われます。
前日の9月30日に台風が通過し、当日は早朝より荒れ模様のため早めに断念し、あらためて10日遅れの今日実施することとなりました。
朝8時開始。最初は曇りで、良い感じでしたが時間が経つごとに暑くなってきました。
祠のある場所は、地域の先輩方により地図に起こしていただいています。参考書になりますが、年々わかりづらくなってきました。
(裏の小川江筋に架かる小橋)
我が家の後ろにある橋を渡って、今年のおまいりが始まります。
(前に撮影したもの)
地域の山はこんな感じですが、これが結構急傾斜で登るのに毎年大変苦労します。
昨日の雨で、地面はすごく滑る状態です。
初めの稲荷神社と熊野神社でもう1時間経過してしまいました。ここの二つの神社は、もともとは別のところにありましたが、どちらも西山家で管理していたので稲荷神社のところに移したと聞いています。
私の祖母(故人)が小さいとき(明治29年生)は、社殿があり、お祭りの時、稚児舞も奉納したと聞いています。また、我が家前の道沿いに露店が並んだそうです。
現在、同じ場所にある熊野神社ですが、元々はもっと鎌田寄りの小川江筋のすぐ山側にありました。その下にある字名は上神谷字熊の下となっています。
右が稲荷神社。左は熊野神社
(文弘君感謝!!)
次は、中神谷方面を向いて立っている富士見権現に到着。倒木などありきれいにするまでに大変時間がかかりました。印もつけて。
富士見権現 山の神
富士見権現の次に、地区内の最高地点にある山の神を目指しました。上神谷分の万本桜植樹地近くまできましたが、土砂崩れや雑草に阻まれ、結局到着できず。同じく、塚ノ権現も見つけられず。昨年もダメだったので2年続けて失敗です。近くに平場を見つけておまいりしました。
次は白山神社におまいり。比較的民家近くにあり、無事清掃そしておまいり完了。きれいになってホッとしました。
白山神社 黒磯権現
最後は、中神谷地区との境近くにある黒磯権現におまいりして無事任務終了です。
ここでちょうどお昼の時間でした。
良い天気によい空気で、すごく良い汗をかくことができましたが、途中で息が上がってしまい、吐き気まで。普段の不精を後悔しました。(デスクワークが多すぎ)
毎年の行事ですが、ここ数年山が荒れていて、最高地点の山の神様まではいけませんでした。
地域の自然と共生して暮らしてきたよき時代の継承としてこれまでこの時期におまいりしてきましたが、今、続けることが非常に難しくなってきていることを実感しました。
地区役員会では、まとめられる祠は地域の中にある八坂神社に合祀したらどうかとか、祠直下に流れる小川江筋の近くにそれぞれ移してはどうかなど、いろいろな意見が出ています。
高齢の皆さんや女性では無理だと思います。
誰がいつやるかの問題となってきました。
今年の冬までには、今後どうするのかの結論を出すことになる流れです。